クロネコMMA図書館🐾

ミックスドマーシャルアーツ(MMA)という格闘スポーツについて、コラムや試合レビューを書いています。

UFCデータ置き

UFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)
1993年の第1回大会から、現在までに通算200回を越える大会を開催している最大規模の総合格闘技団体。
開催当初はバーリトゥード(なんでもあり)の異種格闘技戦をテーマに掲げていたが、現在は各州のコミッションによる規定や階級の整備等確立したスポーツ競技として発展している。

大会概要
大会は大きく分けてUFC、UFN、TUフィナーレFの3種類に分別される。

UFCはペイ・パー・ビュー大会とも呼ばれ、世界に放送される最もメジャーなイベントである。
タイトルマッチの他人気選手によるサバイバルマッチが組まれる。
UFCを支えるマイナーリーグとしてUFN(UFC・ファイトナイト)UFC on Versusがあり、新人選手や後述のTUFウィナー達によるカードが組まれる。
UFCの人気を支える原動力となっているのがTUF(ジ・アルティメット・ファイター)フィナーレである。
TUFとはUFCを目指す若者16名が2チームに分かれ、共同生活をしながらUFCの正式契約を懸けて競争し合うというドキュメンタリー番組である。
各階級の人気選手2人がヘッド・コーチとしてそれぞれチームの指導に当たり、最終的に選ばれた各1名の選手が決勝戦を戦う舞台がTUFフィナーレである。
なお各チームのヘッド・コーチを務めた選手同士はUFCにてコーチ対決を行なう事が通例である。

ルール
5分3R(延長なし)を基本とし、レフェリー1名と3人のジャッジにより審査される。
選手は規定に基づく4~6オンスのオープンフィンガーグローブと、トランクス又は膝に被らないスパッツ以外の着用を禁じられる。
試合時間内に相手を打撃で失神させればKO勝ちとなり、寝技等で相手をタップさせればサブミッション勝ちとなる。
また一方の選手がギブアップする又は戦意喪失した場合も同様である。
一方の選手が反撃不可能に陥り、レフェリーが試合続行不可能と判断した場合はTKO勝ちとなる。
この他明らかに脱出不可能な関節技が極まった場合は見込み一本が取られる。

決着がつかない場合はジャッジの集計による判定決着となる。
判定は各ラウンドごとに3名のジャッジが一方に10ポイント、他方に9ポイント以下のポイントをつけ、各ラウンドのポイントの合計で勝敗を決するラウンドマスト制を採用している。
ジャッジの裁定が3-0(ユナニマス)、2-1(スプリット)、2-0(マジョリティ)のいずれかになれば、総数の多い選手が勝ちとなる。
それ以外(1-1、1-0、0-0)の裁定が下った場合は、マスト裁定で勝者を決めることはせずに、ドロー裁定となりどちらの選手にも星はつかない。

各階級のタイトルマッチは5分5Rの特別ルールで行なわれ、王者が勝利する又はドロー裁定になった場合は王座防衛となる。
ノンタイトル戦は原則として行なわれず、各階級の王者の試合は必ずタイトルマッチとなる。

オクタゴン
UFCの試合場となる八角形のケージ(金網)のこと。直径9m、高さ6フィート(約1.83m)。
考案者は初期UFCの運営プロヂューサーであるジョン・ミリアス氏。

勝利ボーナス
各大会で優秀な結果を出した選手や試合に対しては、ファイトマネー以外に数万ドルのファイトマネーが与えられる。
大会でもっとも観客を熱狂させた試合をした両選手には「ファイト・オブ・ザ・ナイト」が与えられる。
この他にKO(TKO)勝ちした選手の中から「ノックアウト・オブ・ザ・ナイト」を、相手のギブアップにより勝利した選手の中から「サブミッション・オブ・ザ・ナイト」がそれぞれ選ばれる。
これらの明確な判定基準はなく、主催者が判断し決定する。

殿堂入り
UFC Hall Of Fame(ユーエフシー・ホール・オブ・フェイム)という功労者を讃える賞であり、現在はホイス・グレイシーケン・シャムロックダン・スバーンランディ・クートゥアマーク・コールマンら5名の選手がそれぞれ受賞をしている。

階級
ネバダ州アスレチック・コミッションの定める階級制に則ったの5階級制を取る。
2011年よりWECがUFCの傘下になったことから、新たに2つの階級が制定された。

世界最強の男を決めるヘビー級 (205lbs-265lbs: 93.0kg-120.2kg)

現王者
ケイン・ヴェラスケス(USA/AKA/WRE)
*初のメキシコ系アメリカ人王者。レスリング主体だが重く速いパンチを持つ!

トップ・コンテンダー
ジュニオール・ドス・サントス(BRA/アヴァランチ)
*精密機械の如き連打で強豪を次々と秒殺KOしたニューエイジ。時期挑戦者候補。

ブロック・レスナー(USA/ミネソタMA)
*圧倒的な体格で技術を凌駕する前王者。JDSとの一戦が正念場となるか。

シェーン・カーウィン(USA/チームインパクト)
*遅咲きの豪腕親父。この勢いがどこまでもつか?親父の頑張りから目が離せない!

フランク・ミア(USA/ラスベガスコンバットクラブ)
*ムラッ気があるのが短所な印象があります。

ロイ・ネルソン(USA)
*デブカッコイイ!最強のデブ!それがネルソン。大好きです。

その他の選手
シーク・コンゴ
ブレンダン・シャウブ"ザ・ハイブリッド"
ガブリエル・ゴンザーガ"ナパォン"
ラヴィス・ブラウン"ハワイアン・アサシン"
ステファン・シュトルーフェ"ザ・スカイスクレイパー"()
ジョン・マドセン(USA/HIT Squad/WRE)
*ネルソンに次ぐデブカッコイイ選手。レスリングベースでありタックルからのパウンドが主なスタイル。
マイク・ルソー

日本人選手
なし!

群雄割拠の激戦区ライトヘビー級 (185lbs-205lbs: 83.9kg-93.0kg)

現王者
マウリシオ・"ショーグン"・フア(BRA/ユニバーシダデ・ダ・ルタ/MT)
*栄光のPRIDE時代からの挫折・・・そこから凄まじい底力を見せ苦境を乗り越えた天才ファイター。
*全身から滲み出る独特の制圧力とムエタイ仕込みの当て勘は更に成長を遂げた。
*年内初戦から大一番を迎える。天才は新星を押さえ込めるのか!?

トップ・コンテンダー
ジョン・ジョーンズ
クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン
リョート・マチダ
ラシャド・エヴァンス
ライアン・"ダース"・ベイダー

その他の選手
チアゴ・シウバ
アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ
フォレスト・グリフィン
リッチ・フランクリン
ランディー・クートゥア
ウラジミール・マティシェンコ
フィル・デイヴィス"ミスター・ワンダフル"(USA/ライオンハート/WRE)
*抜群の身体能力を持つレスリングベースの新鋭。UFCデビュー戦で元WEC王者のスタンの穴を付き大金星。
*自戦のグスタフソン戦でも見事な一本勝ちを極め、そのまま4連勝中。

マット・ハミル"ザ・ハンマー"(USA/チーム・パニッシュメント/WRE)
*「サイレントファイター」の異名は生まれつきの聴覚障害を持っていることからそう呼ばれる。
*障害を物ともしない卓越したレスリング技術でカーウィンやティトを撃破。TUF3出場者。
アレキサンダー・グスタフソン
ステファン・ボナー"アメリカン・サイコ"
シリル・ディアバテ"ザ・スネーク"

日本人選手
なし!

絶対王者が長期政権を築くミドル級 (170lbs-185lbs: 77.1kg-83.9kg)

現王者
アンデウソン・シウバ"ザ・スパイダー"(BRA)

トップ・コンテンダー
ビトー・ベウフォート(BRA)

その他の選手



日本人選手
岡見勇信

『神の階級』は顕在かウェルター (155lbs-170lbs: 70.3kg-77.1kg)

現王者
ジョルジュ・サン=ピエール

トップ・コンテンダー
ジェイク・シールズ
ジョン・フィッチ
BJペン
ジョシュ・コスチェック

その他の選手

ジェイク・エレンバーガー
ネイサン・ディアス
日本人選手


究極のサバイバル・ゾーンライト級 (145lbs-155lbs: 65.7kg-70.3kg)

現王者
フランキー・エドガー"ジ・アンサー"(USA/リノ・ファイトチーム/WRE)
*いわずと知れたライト級の新星。小さな身体に無限の力を宿し、BJペンから二度の完勝を挙げた。
*現代MMAの「凌いで削る」を体現した選手。童顔でケージの中以外では可愛い仕草も見せる。
*二度のペン戦、メイナード戦で最早実力を疑うものは皆無。どこまで可能性を見せてくれるのか期待!

トップ・コンテンダー
グレイ・メイナード"ザ・バリー"(USA/エクストリーム・クートゥア/WRE)
*最狂のレスリング・サラブレッド。荒々しい試合展開で錚々たる強豪達を叩き潰してきた。時期挑戦者。
ケニー・フロリアン

ジョージ・ソティロポロス(AUS/エクストリーム・クートゥア/BJJ)
*アーストラリアといえばこの男。現在七連勝中と波に乗る。
*ダディ戦で凄く好きになった選手なので贔屓です。

ジム・ミラー
*燻し銀な仕事人。タイトル挑戦させてやって下さい・・・;

その他の選手



ベン・ヘンダーソン"スムース"(USA/MMA Lab/WRE&TAEK)
アンソニー・ペティス"ショータイム"(USA/Roufusport/TAEK&BJJ他)
ドナルド・セラーニ"カウボーイ"(USA/ジャクソンズMMA/MT&GRAP)
ポール・ケリー"テリーズ"(イングランド/ウルフスレアMMAアカデミー/WRE)

日本人選手
五味隆典



新たなる挑戦が始まるフェザー級 (135lbs - 145lbs: 61.2kg - 65.8kg)

現王者
ジョゼ・アルド(BRA)
トップ・コンテンダー
マーク・ホーミニック
その他の選手

チャド・メンデス

日本人選手
小見川道大



変幻自在の王が支配するバンタム級 (125lbs - 135lbs: 56.7kg - 61.2kg)

現王者
ドミニク・クルーズ"ドミネイター"(USA/アライアンスMMA/BOX&WRE)
*変幻自在な動きで相手を翻弄するトリックスター。この男の台頭がバンタム戦線を根本から揺るがした。
*サウスポー⇔オーソドックスの連続スイッチと卓越したボクシングテクニックは圧巻。
*フェザー級時代に土をつけられたフェイバーのバンタム級転向を気にしていない訳がない。
*願わくば年内にこの二人のタイトルマッチが観たい!!

トップ・コンテンダー
ユライア・フェイバー
その他の選手
ミゲール・トーレス

日本人選手
山本"KID"徳郁