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ミックスドマーシャルアーツ(MMA)という格闘スポーツについて、コラムや試合レビューを書いています。

2012.11.12 年末までの注目カード②『12月編』

年末にかけて、各MMAイベントの集大成ともいえるビッグカードが並びます!

12月
『BAMMA 11』 12月1日 イングランドバーミンガム

メインイベント ミドル級
ジャック・マーシュマンvs.グザヴィエ"プロフェッサーX"フパポッカム
 /日本でも知られるフランス人ムエタイファイター、"プロフェッサー"グザヴィエがメインイベントに登場します。対するは英国軍出身のボクシングファイター、ジャック"ハンマー"マーシュマン。世界王座挑戦失敗に英国王座剥奪とバッドニュースが続いてますが、フランスのベテランストライカーに勝利し再帰をはかれるか。国際色豊かなカードです。
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『Bellator 83』 12月7日 USA、ニュージャージー州アトランティックシティ

メインイベント シーズン7フェザー級トーナメント 決勝戦
ラド・マルチネスvs.シャフブラト・シャムハラエフ
 /グッドvs.コレシュコフに続くシーズン7二つめの決勝戦。タフな精神力とパワーのあるボクシングで接戦を制してきたラドと、鮮やかな打撃の見切り避けとスピーディな一撃KOで目が覚めるような勝利をしてきたシャムハラエフの一戦。ラドは一番好きなタイプの選手ですが、打撃戦ではシャムが一枚上手。ムエタイ、散手、キックでタイトルを獲っているストライカーのシャムに対して、D1オールアメリカンレスラーであるラドの引き出しの多さに注目したいところです。
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『XFC 21』 12月7日 USA、テネシー州ナッシュビル

メインイベント XFCライト級王座決定戦
ニック・ニューウェルvs.エリック・レイノルズ
 /隻腕のグラップラー、"ノトーリアス"ニューウェルとBFCシーズン1ベスト4の"イッツァ・ラップ"レイノルズによる、空位のライト級王座を懸けたグラップラー対決です。ニューウェルは先天性障害で左肘関節より先を持っていません。しかし左腕を使ったエルボーやフックを駆使してハンデを唯一無二の武器に変えたアグレッシブファイターです。対するレイノルズはロレンゾ・ボルゴミオとの再戦をギロチンチョークで制しての王座挑戦。両者アグレッシブでダーティの部分も併せ持っており、真正面からの削りあいが期待されます。
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『UFC on FOX 5: Henderson vs. Diaz』 12月8日 USA、ワシントン州シアトル

メインイベント UFCライト級タイトルマッチ
ベンソン・ヘンダーソンvs.ネイト・ディアズ
セミメインイベント ライトヘビー級
マウリシオ"ショーグン"フアvs.アレキサンダー・グスタフソン
メインカード ウェルター
マイク・スウィックvs.マット・ブラウン
メインカード ウェルター
BJ・ペンvs.ローリー・マクドナルド
 /フランキーとの再戦を判定勝利し防衛したベンヘン。鮮やかで変幻自在なスタイルは魅力的であると同時に、身体能力の高さに救われる場面も多いです。挑戦者ネイトは兄譲りのボクシングテクニックを持つシーザー門下の秘蔵っ子。リーチでは今回完全に互角な両者、ベンヘンのスキルと精神が再び試されます。セミでは北欧最強若手ファイターのグスタが、トップコンテンダー"ショーグン"フアとのストライカー対決に挑みます。2年半ぶりの復帰戦で復活のKO勝利をあげた"クイック"スウィックはムエタイ使いの燻し銀ファイター、MBと対戦。BJvs.ローリーはウェルター級きってのベテラン×新鋭という下剋上マッチです。
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『Bellator 84』 12月14日 USA、インディアナ州ハモンド

メインイベント BFCライトヘビー級タイトルマッチ
クリスチャン"トントン"ムプンブ(王者)vs.アッティラ・ヴェーグ
セミメインイベント シーズン7ヘビー級トーナメント 決勝戦
リチャード・ヘイルvs.アレクサンドル・ヴォルコフ
 /昨年のノンタイトル戦でベテランのトラヴィス・ビューさんに判定負けを喫してしまった王者トントンが、ビューさんに一撃KOで勝利した中欧MMAのエース、"プムキリ"ヴェーグとのタイトルマッチに挑みます。共に技術より身体能力で闘うタイプの二人ですが、フィジカルファイター同士の対決ということで両者のスキル面が観られる試合でもあります。セミはシーズン7三つ目の決勝戦。"リアルブリード"ヘイルはライトヘビー級から階級を上げて参戦し、準決勝では優勝候補のチアゴ・サントスから大逆転のTKO勝利をあげています。対するヴォルコフはロシア勢最重量ファイターで空手タイプのストライカー。打撃ではヴォルコフ、寝技ではヘイルが若干秀でており、展開によって勝敗は大きく動く予測不可能なカードです。
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『Legacy FC 16』 12月14日 USA、テキサス州アレン

メインイベント LFCフライ級王座決定戦
ウィル・カンプザーノvs.ジミー・フリック
 /選手欠場により半年間の間延期されていたフライ級タイトルマッチです。「メキシコの暴風」カンプザーノは両腕から繰り出すフックの嵐と端正な顔立ちが特徴のメキシカントップファイター。対する"ブリック"フリックは兄ダニーと研鑽をつむ柔術&柔道タイプのアメリカングラップラー。若く勢いのあるフリックにカンプザーノはどう攻めるのか。2012年のLFC集大成のカードです。
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『UFC on FX 6: Sotiropoulos vs. Pearson』 12月14日 オーストラリア、クイーンズランド州ブロードビーチ

メインイベント ライト級 TUF:The Smashes コーチ対決
ロス・ピアソンvs.ジョージ・ソティロポロス
メインカード ミドル級
ヘクター・ロンバードvs.ホジマール"トキーニョ"パリャーリス
メインカード フェザー級
チャド・メンデスvs.アクラン・ディアス
 /2012年2度目のオーストラリア大会です。メインは『英国vs.豪州』をテーマに行われた国際版TUFのコーチ対決。地元エースのソティが英国きってのタフファイター、"リアルディール"ピアソンと激突。BFC前王者ロンバードはUFC最高峰の足関節技を持つトッキーニョと対戦します。ロンバードのボクシングスタイルはトッキーニョを捉えられるのか。コンテンダー入りを決めるサバイバルマッチです。
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『TUF 16 Finale』 12月15日 USA、ネバダ州ラスベガス

メインイベント ヘビー級 TUF16コーチ対決
ロイ・ネルソンvs.シェーン・カーウィン
 /TUF16コーチ対決は「最強の太っちょ」ネルソンと「剛腕親父」カーウィンによる異色のハードパンチャー対決です。ネルソンは柔術黒帯保持者、カーウィンNCAAのD2レスラーであり、組み技でも優れた能力を発揮しています。ネルソンはTUF10ウィナーであり、そのネルソンがコーチをしているというのもUFCの積み重ねを感じます。強靭なフィジカル同士のクリンチ&ボクシングが期待される、ペザォンvs.ブラウンに続くヘビー級屈指のパワーファイター対決です。
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『KOTC: Vigilante』 12月20日 USA、カリフォルニア州ハイランド

メインイベント KOTCライトヘビー級タイトルマッチ
トニー・ロペス(王者)vs.トレヴァー・プラングリー
 /KOTC二冠王のロペスが、南アフリカMMAのレジェンドファイター、プラングリーを迎え撃ちます。両者40歳に近い年齢でありながら活躍し続けるレジェンドファイターであり、ロペスは「KOTC最強の男」とも評されます。歴戦のストライカー同士によるレジェンド対決です。
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『Vale Tudo Japan 1st』 12月24日 日本、東京

メインカード フライ級
マモル(山口守)vs.ダレル・モンタギュー
メインカード バンタム級
堀口恭司vs.イアン・ラブランド
 /『西の最高峰』TPF現王者と元王者が修斗初のケージイベントに参戦します。TPFでも活躍した日本フライ級トップファイターのマモルは、TPFの若きスピードスター、"マングース"モンタギューと対戦します。若手きってのインファイターである堀口は、TPF現バンタム級王者ラブランドと初のケージマッチに挑みます。ラブランドは長い手足から繰り出す強力な打撃を持つ迎撃タイプのストライカーであり、堀口にとってはケージスタンドとフィジカルが試される試練の場、ラブランドにとっては絶対に落とせないプレッシャーを背負った緊張感のあるストライカー対決になります。VTJの今後の方針が決まる2012年の日本でトップクラスのカードです。
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『UFC 155: Dos Santos vs. Velasquez 2』 12月29日 USA、ネバダ州ラスベガス

メインイベント UFC ヘビー級タイトルマッチ
ジュニオール・ドスサントス(王者)vs.ケイン・ヴェラスケス
 /全距離で高いボクシングテクニックを見せ、屈託のない笑顔が魅力のピープルズチャンピオン"シガーノ"ドスサントスが、リベンジに燃えるNCAAオールアメリカン・レスラーのヴェラスケスとの二度目の頂上決戦に挑みます。2012年でも最も注目度の高い再戦であり、シガーノの王者としての強さと精神力が試される試合となります。
メインカード ミドル級
岡見勇信vs.アラン・ベルチャー
メインカード ミドル級
クリス・ワイドマンvs.ティム・ボーチ
メインカードでは「日本最強」岡見が年内3戦目に挑みます。岡見はベルチャーにUFCデビュー戦で勝利しており、ベルチャーにとっては念願のリベンジ戦。コンテンダー入りを懸けたオールラウンダー対決になります。もう一つのミドル級ビッグマッチとして、ツータイムオールアメリカンという実績と驚異の反射神経を持つワイドマンと、岡見とロンバードに勝利し実績を積んできたハードパンチャー"バーバリアン"ボーチが対戦します。ミドル級トップ・コンテンダー戦です。
メインカード ライト級
ジョー・ローゾンvs.ジム・ミラー
プレリミナリーカード バンタム級
ブラッド・ピケットvs.エディ・ワインランド
 /メイナード欠場により「燻し銀の関節職人」ミラーが出場。ローゾン兄とのライト級最高峰のサブミッションアーティスト対決が行われます。プレリミナリーカードでは、バンタム級屈指のハードパンチャーであるブラピと踊るような変則的な打撃スタイルでジョーゲンセンを翻弄したワインランドがトップコンテンダー入りを懸けて激突します。
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『Cage Warriors 51』 12月31日 アイルランド、ダブリン

メインイベント CWフェザー級タイトルマッチ
コナー・マッグレガー(王者)vs.ジム・アラーズ
 /アイリッシュ王者で獰猛なパウンダーの"ノトーリアス(悪童)"マッグレガーが、初防衛戦でグレイシーバッハ門下の首関職人アラーズとの打撃×寝技戦に挑みます。
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12月
『KSW 21: Khalidov vs. Manhoef』 12月1日 ポーランドワルシャワ

メインイベント ミドル級
マメド・ハリドフvs.メルヴィン・マヌーフ
セミメインイベント ミドル級
ミハウ・マテーラvs.ロドニー・ウォレス
 /UFC契約を断りKSW残留を選択した「ポーランドの絶対エース」ハリドフと、ショーマンシップ溢れる試合を行いベテランの風格を漂わせる"カニバル"マヌーフの試合。ハリドフは勝敗以外に内容も求められる試合となります。そんなハリドフに敗れたウォレスはハリドフを追うミドル級次期エース候補のマテーラと対戦します。
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『PANCRASE 2012 Progress Tour 14』 12月1日 日本、東京

メインイベント スーパーフライ級KOPタイトルマッチ
清水清隆(王者)vs.安永有希
 /念願の修斗初勝利を手にしたパンクラスフライ級の雄、清水が5度目の王座防衛戦を行います。対するはランキング1位、ネオブラ優勝から手堅い試合を続けてきたオールラウンダー、安永。フライ級日本のテイクダウン最強を決める試合でもあります。来年本格始動するパンクラスを前に、明確に実力を示しておきたい清水のキャリア正念場の試合となりました。
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『修斗 The Rookie Tournament 2011 Final』 12月15日 日本、東京
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『イベント名』 月日、会場

階級
赤コーナーvs.青コーナー
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