観てきたので!
2017年2月24日(金) 18:00~21:00
渋谷のライブハウス「Tsutaya O-East」で開催された修斗の公式大会です。
前日にメーンイベントのインフィニティリーグ2017開幕戦(内藤vs.三上)が三上の体調不良で流れてしまう等、カード的には若干弱めになってしまいました泣
しかし、新会場がどういう感じなのかな~というのを体感したかったので行って観ました!
平日開催で予定が当日にならないと分からず、頑張って電車に乗ったところ寝てしまい乗り過ごし、初めての会場なのでぜんぜん場所が見つからず、ここかな~と入ったら隣の会場(O-nest)だったり…と大変な思いをしながら何とか到着できました;;
結果的には非常に良い会場だな~と思いましたし、行って良かったな~と思いました!
渋谷駅からはけっこう歩きますね!
でも、道のりはハチ公交差点の一番左をまっすぐ歩くので分かりやすいです。
歩いているとケンタッキーあたりに「ライブハウスの近道!」的な看板がある右曲がり角があるので、そこを曲がればもうすぐです。
Tsutata O~の建物は2つあって、右側の大きい方にO-Eastがあります。
わたしは左のO-nestに一回入っちゃいました(笑)
黒塗りのライブハウスですが、天井が高くてキレイなので、閉塞感は少なめです。
わりと上品な雰囲気で、女性や高齢の方にも入りやすい(かな?w)と思いました。
大きな扉を開けると、いきなりデーーーンとケージがあってびっくり!!!
スタンド席にケージを置いて、ステージ含めた全方向からケージを包むように観客席が置かれていました。
二階席もぐっと高めの所にあるため一階の人の観戦を妨げず、かつ二階の人も会場全体を俯瞰しやすそうでしたね~。
新宿フェースの熱を生む閉塞感と、後楽園ホールのゆったり観れる解放感の真ん中ぐらいの雰囲気のなか、ケージMMAを迫力ある近距離で楽しめました!
今回は平日開催&新会場でそこまで人がごった煮してなかったのもありますが、「観る人」と「移動する人」が互いに迷惑にならず、観客の人達の目線が試合に集中しやすいほど良いピリ辛感が楽しめました!
あと良かったのが、ドリンクの種類が多め!!という点です(笑)
基本的に日本のMMA観戦はチケット以外に「ドリンク代」という入場料が必要で、500円の券一枚でワンドリンクと交換できる仕組みになっています。
500円でワンドリンクとなかなか安くない訳ですが、なかには選択肢が非常に少ない会場(大会)もみられます(泣)
そんななかO-Eastは色々とドリンクの種類があったので、これは非常に助かるな~と思いました。
オレンジジュースとグレープフルーツジュースが選べるというのは、ホントに良かったです!
*試合の感想**********
上記のとおり平日&迷いでだいぶ到着は遅れちゃいましたが(泣)よかった試合を紹介です!
メーンイベント ライト級 5分2R
本来コ・メーンであった両者の試合ですが、メーンに相応しい白熱の打撃戦となりました!
木村孔明(こうめい)は細かなステップから縦蹴りや左ストレートを放つアウトストライカー。
鈴木淑徳(よしのり)はプレッシャーをかけフックやローで削り込むインファイターです。
序盤からプレッシャー&ボディへのロングフックで攻める鈴木ですが、木村はフットワーク&ヘッドムーブにより的を絞らせません。
追って行く鈴木に対して蹴りで距離を測り、鋭いパンチで鈴木のイン&打ち終わりに打撃を効かせていく木村。
お互いに寝技も狙いますが、決定的な場面は作れず戦いはスタンドの削り合いが色濃くなっていきます。
1R終盤には木村がしっかり打撃を効かせきり、鈴木は消耗が激しく厳しい状況に。
それでも2Rに攻めて行く鈴木ですが、フックにカウンターを重ねられ決定打を当てられず。
逆に前蹴りも出すなど射程を支配した木村がヒットを重ね、最後はストレート連打で見事にフィニッシュしました!
木村は降って湧いたメーンイベンターのチャンスをしっかり掴むことができましたね~。
昨年は苦しい一年であっただけに、今後の飛躍に繋げて欲しいです!
あと、木村のコーナーマンの方がとても好みでした!
シッカリと通る良い声で、木村の辛い場面にこそ落ち着いた端的な言葉でサポートをしていく様が頼もしかったですbb
鈴木はプレッシャーの良さが出つつも、得意な展開をいなされた際に戦局を自分に戻しきれなかった印象でした。こちらも再起に期待したいです!
この試合を機に両選手に大きく飛躍して欲しいと思える、燃える試合でした!!
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バンタム級 5分2R
金物屋の秀(かなものやのひで)のニックネームをとる岡田はバックテークを得意とする寝技師。
ニックネームは実家の金物屋さんが由来で、必殺仕事人をイメージしているそうです!(笑)
岩城啓は久しぶりの復帰戦となり、プロ3戦目で初勝利を狙うパワーファイターです。
序盤からクリンチTDを狙い合う両者。何度もケージを背負う側が入れ替わる熱い攻防となります。
そこからTDをとったのは岡田。
反転し立とうとする岩木ですが、岡田はキムラのプレッシャーをかけつつバックマウント。得意の体勢から裸締めを狙います。
ディフェンスを固める岩木ですが、首を獲った岡田が完全に極め切り、見事な一本勝ちを飾りました!
入場から「パシフィック・リム」の岩木vs.「アベンジャーズ」の岡田(岡田はスパイディで、アイアンマンやキャップ、ウォーマシンの人もいました(笑))という謎対決でしたが(笑)内容も良かったです!
岡田は試合後も「僕の貴重な一本勝ちを観れてラッキーですよ!(笑)」のマイクで和やかに締め、最後のコールも「金物屋のスパイダーマン(だったかな?w)」とアナウンサーさんもノリノリでした(笑)
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六本木洋(ひろし)は上背の高さと鋭い肘や柔術テクニックを持つ選手。
前戦の萩原幸太郎との試合では、1Rに激しいダメージを負うも2Rに逆襲、負けはしましたが最後まで力を絞り切った姿は強く心に刻まれました。
輝龍(きりゅう)のニックネームを持つ桐生良昭(よしあき)は昨年の新人王トーナメント参加者。伸びのある右ストレートを持つ選手です。
試合はガンガン打撃で攻める桐生を六本木が落ち着いてケージに詰め、最後はフック一発でダウンを獲り見事なKO勝利!!
今までやや後手に回る印象もあった六本木でしたが、萩原戦を経た六本木が安定感を増した試合で魅せてくれました!
試合後の素朴なマイクも良かったですね~b
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というわけで、渋谷O-East大会のレビューでした!
落ち着いて観れる良い会場でしたね~。
大きな大会には合わないかもですが、「リージョンでもしっかりとしたケージMMA大会を観たい!」という気持ちに応えてくれる会場&内容でした。
すぐには無理かもですが、また「渋谷の修斗」も観たいなーと思わせてくれた大会でした!
…観れなかった試合も観たかった!(泣)