クロネコMMA図書館🐾

ミックスドマーシャルアーツ(MMA)という格闘スポーツについて、コラムや試合レビューを書いています。

【日本MMA】8~10位 ザ・グレーテストファイト・オブ・ジャパン2016【名勝負】

 

 

2017年も残すところ1ヶ月となりましたね~(早いなぁ)

と、いうわけで!(どういうわけだ)

2016年に日本MMAで最高に燃えさせて貰った試合の数々…

ザ・グレーテストファイトファイト・オブ・ジャパン2016 (The Greatest Fight of Japan 2016)

の、感想ランキングです!

2017年ではなく2016年です。去年です。

 

2016年は、UFC日本大会が開催されず結果的に「間隙の年」となりましたね~。

そのぶん日本MMAをしっかり観直してみたいな~と思い立ったので、書いてみた感じです。(一年かかってしまいました…)

 

このランキングは2013年に作った以来、毎年作り途中で断念してきたわけですけども(´;ω;`)

今回やーーっと書ききれそうで、わたしはもう満足です!(気が早い)

まぁ今回も10試合に絞れてないんですけどもね⊂⌒~⊃。Д。)⊃ムリジャー

よかったら読んでいって下さいね~ノシ

 

ホントは1~10位を1ページにまとめるつもりだったんですけども…

文字制限でどーにもならなかったので、泣く泣く分けました(もったいぶってるみたいだなぁ泣)

 

1~3位こちらのページに。

 

4~6位こちらのページに。

 

8~10位本ページに。

 

それぞれ分けて書きました!!

面倒な方式ですみません(泣)

 

それでは8~10位です!

8~10位なのに8試合もあります!(絞れてない)

 

8位

※トリプルランクイン!

 

征矢貴vs.藤田寿大

Takaki Soya vs. Kazuki Fujita

[MMAフライ級 修斗インフィニティリーグ戦 5分2ラウンド]

2016年12月18日(日) 「修斗 Infinity League 2016 Final」 新宿フェイス(東京都)

年末に鳴り響く∞の除夜の拳。攻め続け、耐え続け、絞り切った全力の10分間。

本ブログでも紹介させてもらった、「歴代最高の潰し合い」インフィニティリーグ2016の中でも選りすぐりの一戦です。

鋭いミドルで「制空権」を生み出す藤田”ケオン”に対し、問答無用のステップインで「突貫」していく征矢。

耐えず圧力で詰め続ける征矢は、クロスチェックやコーナーに詰めてのストレートでダウンを奪います。

対するケオンもカーフ(ふくらはぎ)ローキックやハイキックと、持ち前の鋭い蹴りの長打を打ち込みます。

危険域にて持てる全ての打撃を放ちあった両者は、2R10分間に死力を尽くし、ゴングと共に倒れ伏したのでした。

最後までKOを狙い続けた征矢もさることながら、リーグ0勝でも全試合で激しく競り合い続けた「MVP」ケオンにも拍手です!

 

 

 

釜谷真vs.高野優樹

Makoto Kamaya vs. Yuki Takano

[MMAバンタム級 5分2ラウンド]

2016年6月26日(日) 「Deep 76 Impact -Kitaoka vs. Shimoishi-」 後楽園ホール(東京都)

ポテンシャルの塊が大暴れ!熟練の業師は刃を振るう。MMAの魅力が凝縮された一戦。

「爆発力のある速攻vs.鮮やかなカウンター」という、わたしがMMAで大好きな攻防の一つが堪能できる一戦です。

"白髪の弾丸"高野が速攻の弾丸TDからレスリング勝負をしかければ、ベテラン釜谷はアームバーでこれを斬り返します。

強烈なサブミッションを受けても尚止まらない高野は愚直にTDを仕掛けますが、釜谷はこれを真っ向受け止めつつ高野の頭を捕獲。

ギロチンスウィープで高野を後方へ跳ね飛ばす釜谷!すぐさま高野がリバーサルも、これを読んだ釜谷は熟練の必殺ギロチンへ!

最後はサイドへ飛ぶ高野の動きすら読んで完全捕獲した釜谷が、ノンストップの寝技合戦を鮮やかな一本勝ちで魅せてくれました。

勝者と敗者は生まれど、両者ともに全力で己を貫いた素晴らしい攻防でしたね~。Great!

 

 

越智晴雄vs.村元友太郎

Haruo Ochi vs. Yutaro Muramoto

[MMAストロー級 5分2ラウンド]

2016年12月17日(土) 「Deep Cage Impact 2016 & WSOF-GC 4 -Nagakura vs. Imanari-」 ディファ有明(東京都)

鮮やかな逆転劇。新たな引き出しを開け合った接戦が、予想不可能な結末を生む。

ハードストライカー越智とロングバレル村元との打撃戦…となるかと思いきや、勝負は白熱のグラウンドゲームが展開されました。

インファイトを狙って強振を振るう越智ですが、村元は長いリーチのジャブやロー×アウトステップの連携で容易に近寄らせません。

村元は左にボビングしフェイントをかけ、踏み込んだ越智へ右のダックアンダーでTDを決める等、リーチを使った業が光ります。

トップポスチャーで抑え込まれ続けた越智ですが、終盤に村元が両腋を挿した瞬間を狙って右に上体をシフトし、首を捕獲します。

そのまま一気にギロチンチョークを極めきり一本勝ち!越智が一瞬の勝機を逃さぬ熟練の大逆転勝利を魅せてくれました。

 

9位

※トリプルランクイン!

 

萩原幸太郎vs.六本木洋

Kotaro Hagiwara vs. Hiroshi Roppongi

[MMAフライ級 5分3ラウンド]

2016年12月18日(日) 「修斗 Infinity League 2016 Final」 新宿フェイス(東京都)

「オレンジ色の炎」六本木、灼熱の覚醒!正面から迎え切った萩原とのクロース・マッチ。

長身とオレンジパンツが特徴的な六本木の、逆境からの猛反撃が光った一戦です!

1Rに萩原がスーパーマンパンチを炸裂させ、片目を腫らし2R序盤TKO負け寸前に追い込まれた六本木。

しかし、そこからショートレンジの肘で流れを変えると、フック連打で怒涛の反撃を魅せます!

対する萩原もギアを上げ、両者が強打を当てあう一進一退の攻防が続きます。

最後は萩原が組み勝ちTD、六本木の脱出を抑えきって裸締めを極めて一本勝ちで接戦を勝ちきりました。

 

 

 

前澤智vs.富松恵美

Tomo Maesawa vs. Emi Tomimatsu

[MMA女子アトム級 5分3ラウンド]
2016年
11月3日(日) 「Deep Jewels 14 -Ishioka vs. Kurobe-」 新宿フェイス(東京都)

「女子最激戦区」アトム級の名勝負。「デリンジャー」前澤vs.「ヘヴィメタル」富松の完全昇華。

Jewelsで最も激しいコンテンダー戦が繰り広げられる女子アトム級。その内の二角が激突した試合です。

前澤はデリンジャー(小型拳銃)のように小柄な体躯から鋭いジャブを速射しつつコーナーを背負わせます。

フィジカルに勝る"ヘヴィメタル"富松もロングレンジフックで切り返し、その圧力差で逆に組み返して膝蹴りで攻め込みます。

競り合いを続ける両者でしたが、2R終盤のコーナー際に富松が仕掛けた激しいTDの攻防の末、前澤が払腰で鮮やかにTDを成功!

そのまま試合の流れを作り続けた前澤が、3Rに裸締めで見事な一本勝利を挙げました!

 

吉村友菊vs.浦真吾

Yuki Yoshimura vs. Shingo Ura

[Gladiator MMAライトフライ級(120lbs)チャンピオンシップ 5分3ラウンド]

2016年11月23日(水) 「Gladiator 2 -Yamashita vs. Moon-」 阿倍野区民センター(大阪府

最短距離を最速で転がり切るジェットコースター・バトル。ダウンの応酬の末に衝撃KO決着!

Gladiatorの特徴でもあるバンタム-フライの中間階級ライトフライ級。そこで雪崩のような短期決着が展開しました。

前大会で王者となった”ヤックル”真吾が、2013年デビューも3戦目となる吉村の大抜擢挑戦を受けて立った一戦。

試合開始数秒でヤックルのストレートが顎を撃ち抜き吉村がダウン!次々とストレートを放つヤックル!

しかし、吉村はTDを耐え、ミドルレンジの交差でリードフックを炸裂し、今度はヤックルがダウン!

グロッキーのヤックルに十数発の拳で畳みかけた吉村が、ビッグチャンスを掴み大逆転勝利を挙げました。

 

10位

※ダブルランクイン!

 

宮崎直人vs.林完

Naoto Miyazaki vs. Tamotsu Hayashi

[MMAライト級 5分2ラウンド]

4月23日(土) 「Deep Cage Impact 2016 -Nagakura vs. Uesako-」 ディファ有明

林の結界突破のパワーショット炸裂。追い詰められた宮崎が魅せた完璧なる奇襲!

「追い詰められた事により選手が新たな引き出しを開ける」という、これもまたMMAで大好きな瞬間が観れた試合です。

和道流空手をベースとした相手を突き放す「結界」を用いる宮崎ですが、この試合では”チャンタモ”林の剛腕が開幕で炸裂します。

林は宮崎のリードへパワフルなステップインを被せてダウンを取ると、ハンマーショットを連打し一気に攻め込みます。

ここを凌いだ宮崎も上手くレンジを取り反撃し、試合は遠距離からヒット&アウェイを狙い合う競り合いへ移行します。

パワー差に苦戦する宮崎ですが、ケージを背負わせキムラを狙う林にシザースウィープで倒し、ヒールフック一閃で見事に一本勝ち!

林の圧倒的フィジカルに呑まれず見事に切り返してみせた宮崎の、MMAとしての懐の深さを垣間見れた一戦でした。

 

キム・ギュソンvs.加納亮祐

Kyu Sung Kim vs. Ryosuke Kano

[MMAフライ級 5分3ラウンド]

2016年3月6日(日) 「Heat 37 -Tezuka vs. Kasugai-」 名古屋国際会議場(愛知県)

コブラ」加納の一瞬の隙を突いた刹那の早業。ギュソンが間隙を縫う大逆転一本勝ち。

「国際戦」にて鮮烈な逆転勝利が特に印象的だった一戦です。

試合は加納がギュソンのリーチに踏み込みカウンターでダウンさせ、加納がペースを支配する展開が続きます。

苦戦するギュソンは下から三角締めなど多彩な仕掛けを見せますが、加納は柔軟かつテクニカルな動きで封じていきます。

このまま加納が完封勝ちかと思いましたが、パウンドを放つスペースを作るため加納が体重をかけた左手をギュソンがクラッチ

そこから長い足をスライドさせて滑り込ませると、一気に伸ばして異次元アームバーで大逆転の一本勝ちを極めました!

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、8位から10位まででした~!

8試合も書いたので既に書き切ったような気分ですが(疲れ)、次回は4位~7位を更新したいと思います。

だいたい500試合くらいで2016年の日本MMAすべてを観れたわけでは無いんですけども、せっかくなのでやり切りたいと思いますb

2018年に持ち越さない為にも(笑)、早めに更新したいですね~~(フラグ発生)

 

 

それではまた次回へです~ノシ