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ミックスドマーシャルアーツ(MMA)という格闘スポーツについて、コラムや試合レビューを書いています。

UFC 2018 日本選手対戦ファイター紹介 【UFC 221オーストラリア大会編】

 

オセアニア系以外では日本選手の出場率が一番高くなった豪州大会

しょっぱなプレリム3連続で戦う日本選手たちの対戦相手を紹介です

 

ロス・ピアソン

Ross Pearson

"ザ・リアルディール(The Real Deal)" アライアンスMMA所属 UFCライト級

「米英激突」TUFシーズン9の優勝者であり、オーストラリア人の妻と一児を授かる。

卓越したヘッドスリップから放たれる強烈なパンチの連打で数々の激闘を生み出してきた。

ダブルレッグTDとの連携にも優れ、MMAキックボクシングの代名詞的存在の一人。

ビスピンやブラピと並ぶイギリスMMAの重鎮ピアソンが、廣田との一戦に挑みます。

インファイトのパンチの交差にかけては未だ衰えを知らず、現在は四連敗中ですがいずれも拮抗した展開ばかり。

ライト級の大型化に涙を呑んだピアソンですが、まだまだ往年の強さは健在だと感じます。

第二の祖国オーストラリアに錦を飾れるか。注目の一戦です!

ピアソンにとって廣田は近しい領域でありつつも、やや距離と組み方の違う対戦相手。

廣田のジャブ&フックに潜ってインファイトで猛威を振るえるかに注目です。

廣田にとってはステップで潜り込ませず自分の距離で打撃戦を維持したいところ。

お互い腰も強いので、打撃戦からの組み合いにも期待したいです!!

 

UFCの選手紹介「オン・ザ・フライ」シリーズより。ピアソンのご家族の紹介もされています

うーんシヴイ…(惚)

 

ピアソンの代名詞ともいえるヘッドスリップからの強烈な拳の連撃。

短い動画ですが、メイナードのジャブをアウトサイドスリップで回避すると同時にワンツーをヒットさせて、追撃のスライドフックでKOしたのがよく分かりますね~

このミドルレンジでの打撃戦に絶対の自信を持ち、UFCの強豪達と斬り合ってきました

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ホセ・アルベルト・キニョネス

Jose Alberto Quiñones

"エル・テコ(El Teco)" アライアンスMMA所属 UFCバンタム級

サッカー経験者でミドルネームもサッカーチームに由来する。口髭がトレードマーク。

TUFラテンアメリカ・シーズン1で活躍し決勝進出するも、頭突きで2Pを失う痛恨のミスで準優勝に。

長い手足を活かした長距離打撃と技巧的な寝技で攻めるグラップラー

夜叉坊と対戦する、「情熱のTUF」ラテンアメリカ初代ファイナリストのキニョネスです。

遠距離からのフック&ストレートニー、接近しクリンチから刈って倒すTDが基本戦術。

相手のTDをカウンターで返し上を取り、サイドライド&バックを取って攻めるのも得意です。

インファイトは苦手ながらも、時に激しい打撃戦も魅せる熱い選手です!

キニョネスにとって体格が近い夜叉坊のような対戦相手は経験が少ないと感じます。

夜叉坊はジャブなど直線長打を効かせ、踏み込みにオーバーハンドクロスを合わせる、等が観たいかな~と思います。

キニョネスはケージに詰めてTD&必殺のバックに持ち込めるかに注目したいです!

 

地元のラ・ホルナダ・サカテカスTVによる選手紹介。TUFの試合もチョロっと映っています

それにしても笑顔が素敵ですね~

 

軽いステップからレベルチェンジすると、即座にボディロックで浴びせて小外掛けTD。

ケージ際でもサイドライドから左腕でしっかりフックをかけて抑え込んでいますね

バックに回るとシートベルト&片足にフックしてぶら下がり、粘り強くコントロールしています

長い腕で瞬時に相手をロックできることが、寝技での強さに繋がっていると感じますね~

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ルーク・ジュモー

Luke Jumeau

"ザ・ジェダイ(The Jedi)" プーケットトップチーム所属 UFCウェルター

幼い頃に交通事故で兄を亡くし、シングルマザーの母と二人で生きる為にファイターとなる。

力強くしなる右の強振フックとフィジカルの強さを武器とするハードストライカー。

廻し受けなどパリーに優れ、ウィザー&リストコントロールによるTDDも強い。

阿部の対戦相手は、試合中でも冷静沈着な面持ちから「ジェダイ」の異名をとるジュモー。

どっしりとした構えから両腕で攻撃を捌き、カウンターでフルスイングを叩き込むシンプルで豪胆なスタイルが魅力的です。

日本大会で安西と激しいパワー対決の末に敗れ、今回地元での復帰戦に挑みます。

ジュモーにとって鋭いカウンター使いの阿部はなかなか難しい相手であると感じます。

阿部戦では強振を振ってもTDの心配は少ないと思うので、ジュモーは一気に近接戦に持ち込みインファイトで勝負を懸けるのもアリかな~と思います

お互いカウンターが得意なので、阿部は自分から攻めて距離を維持し、ジュモーの強振に合わせていって欲しいです!

 

相手のジャブやリアショットの起こりを察知してパリーし、ほぼ無傷のKO勝ちです。

縦拳のようなジャブから蹴りを当てて相手のブロックを下げさせ、オーバーハンドフックで見事に打ち抜いてダウンさせているのが分かりますね

パリーに優れる反面インファイトでの横からの打撃には弱く、安西はそこを突きました

PTT所属らしく、相手の首と腹を押して体位を入れ替える首相撲も上手ですね~

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正直、3人ともめっちゃ好きですね!

特にピアソンはこのページでは語りつくせない程の魅力に溢れている大好きな選手です

時代が移り行く現在のUFCで、ピアソンと廣田がライト級で戦うという事に、なんだかノスタルジックな感慨も感じています

プレリムではありますが、熱い試合になって欲しいです(燃)

 

 

 

 

 

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おまけ

ジュモーのジェダイっぽいPV(昔あった気がします)を探してる途中でありました

ジェダイのフォースで倒したぜ!(勘違い)

ちなみにジュモーはジェダイの異名はプロモーターに勝手につけれられたから好きじゃなくて、本当はジャガーノートと呼んで欲しいそうです(でも誰も呼んであげてないという(´;ω;`))