10月5日(土) 13:00開催予定
ベルサール渋谷ガーデン(日本 東京)
10月5日(土)に「ONEの登竜門」である『ONE Warrior Series 8』が日本で開催されます。
今大会は全15試合すべてが「日本選手vs.アジア選手」という分かりやすい国際戦。
この『ONE Warrior Series』で勝利しONEの契約を勝ち取った澤田龍人(さわだ りゅうと)や江藤公洋(えとう きみひろ)たち先駆者に続くのは果たして誰なのでしょうか!
今回は、お気に入りの注目カードを何試合か紹介していきます。
⚓️paky21🚢@paky_sound『ONE Warrior Series』は毎週月曜日にYoutubeで配信! リッチ・フランクリンとジョナサン・フォンがアジア旅行をエンジョイしまくる旅番組です シンガポールでココナツ飲んだり、日本で侍になったり、フィリピンのアト… https://t.co/7uUJmMdAAS
2019年09月22日 14:04
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『ONE Warrior Series (OWS)』はリッチ・フランクリンが代表を務めるドキュメンタリー番組。
フランクリンが番組ディレクターのジョナサン・フォン達とチームを組み、アジア各国の文化や若い選手達の姿を紹介していく番組です。
番組を通してフランクリン達が選出した選手達は、年に6回ほど開催されるOWS選抜大会に出場します。
選抜大会で勝利した選手には、ONE Championship契約のチャンスが与えられます。
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ONEバンタム級 5分3ラウンド
村田康大(むらた こうだい)は"ジェイクムラタ"のニックネームをとるグラップラー。
強固なクラッチとプレッシャーの強さを持つ組技が最大の武器であり、ズシリと重たい寝技での圧殺が得意の戦法です。かつハーフガードに潜ってスイープを狙う等の攻めができる選手でもあります。
『Fighting Nexus』バンタム級トーナメントでは16人の中からファイナリストまで勝ち上がり、特に準決勝の風間弘太郎戦の圧殺ぶりは素晴らしかったです。決勝戦の渡部修斗戦も最後まで粘り続ける熱い試合でした。
今年は『ZST』バンタム級トーナメントで見事優勝。王者としてOWSに初参戦します。
ソン・ミンジョンは韓国の『Road FC』前フライ級王者の強豪韓国人ファイター。
テコンドーステップから放つ強烈なラウンドキックと無尽蔵に動くグラップリングを誇った選手であり、2015年のRFCフライ級廃止と共に試合から離れていたものの、今年の4月に『OWS 5』で3年ぶりの復帰を果たしました。
ブランク明けでも強さは健在で、アラン・フィルポットの打撃&TDを耐えきりダブルレッグTDを奪うと、バックグラブからネッククランクで見事な一本勝ちを挙げました。
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今大会でも強豪の筆頭であるミンジョンに、ZST王者となった村田が挑む一戦です!
ミンジョンのウェルラウンドな強さに対し、村田の圧殺グラップリングが突破口を開けるのか、とても楽しみな一戦です
ミンジョンの左ボディキックは強烈ですが、村田がそこをカットしクリンチに持ち込めれば、そこでクラッチを離さずTDまで引き摺り込むことが出来れば、熱い展開になっていくと感じます
村田は苦しい局面でも粘り強く動ける強さのある選手ですし、ここはジャイアントキリングを観てみたいな、と期待しています
一方でミンジョンがONEで活躍する姿も観たいので、とても熱いカードだと感じますね~
ONEへの扉を開く死力を尽くした試合に期待したいです!
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ONEフライ級 5分3ラウンド
内藤頌貴(ないとう のぶたか)は、修斗のコンテンダーとして活躍するファイター。
左ストレートの一撃×右リードショットの追撃というコンビネーションを得意とし、TDを切りながら打撃戦で相手を追い詰める試合を得意とします。
昨年から格上への挑戦に競り勝ちきれない苦しい展開が見られますが、一方で小堀貴広戦では二度のダウンから大逆転の勝利を掴むなど、その勝負強さが光りました。
心機一転となるOWS初参戦で、内藤はキャリア初となる国際戦に挑むことになります。
アレックス・シルドはタイに在住&主戦場としているアメリカ人グラップラー。
左右のボディ&ローキックで突き放し、レベルチェンジTDから寝技を狙うのが主な戦術。
特にバックポジションに捕獲してからの攻めの強さが光る選手です。
タイの『Full Metal Dojo』や東アジアへの遠征で試合を行っており、グラップリング大会の『Quintet』にもチーム・タイガームエタイのメンバーとして来日経験があります。
OWS初参戦で、MMAファイターとして再来日を果たします。
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内藤がOWSで寝業師シルドと対戦!すごく楽しみです!(頑張れ~~!!)
シルドの蹴りは長く伸びるので、内藤は下がって距離を作っちゃう&パンチを届かせようと構えが大きくなってTDチャンスを与えちゃう等が注意ポイントなのかな~と感じます
シルドは後半ガス欠気味になる場面も見られるので、内藤は蹴りをカットしつつボディショットも狙って攻めて欲しいな~と思いますね~
シルドはバックポジションも上手ですけれどもアームバー等も上手いですし、お互いに強みを突きつけ合う試合展開に期待したいです!
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ONEライト級 5分3ラウンド
長田拓也(ながた たくや)は修斗の大阪大会を中心に活躍するグラップラー。
鋭い右アウトサイドローで相手の脚を削り、クリンチから小外掛けやシングルレッグでTDを取りトップポジションから攻め続ける戦術が得意です。
6月の『OWS 6』キーラン・ジョブリン戦では裸絞めを仕掛けられるも、このピンチ切り抜けジョブリンの肩の負傷によりTKO勝利。今大会でOWS連勝を狙います。
ネルギン・オトゴンバータルは極真空手出身のモンゴル人ハードストライカー。
鋭い前後の踏み込みから剛腕フックの連打を放つ選手で、その強打と高いTDDで圧しきるパワーファイトは豪快の一言に尽きます。
アメリカの『Dragon House』でブランドン・デルクアドリに払腰からの袈裟固め&アームロックで一本勝ちすると、次戦のイゴール・ポンチス戦で剛腕ラッシュ&パウンドで攻め続けてDHライト級王座を獲得。連勝の波に乗ったままOWSに初参戦します。
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長田のOWS2戦目は、アメリカで王座を獲った強豪ストライカー、ネルギンと対戦!
ネルギンは今大会でもミンジョンと並ぶ強豪の一人だと感じます
ネルギンのオーバーハンドライト&フックの踏み込みは長田のキャリアの中でも屈指のKOパワー&長打であると感じます
長田は1月の上田裕戦のように、剛腕の嵐に呑まれずアウトサイドローを効かせ、TDからのトップコントロールで攻める試合を完徹して欲しいですね~
しかしネルギンは極真出身なのでホイールキックも得意で、TDされたシーンを殆ど観ないTDDの強さ…と、改めて強さを感じます
このパワーファイターを突破した先にONEが待っています!長田がんばれ~~!!
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ONEライト級 5分3ラウンド
山下竜一 vs. アフメト・ファイズ・アヌアル
山下竜一(やました りゅういち)は日本MMA中量級の新鋭ファイター。
2勝1敗と若いキャリアながら、長いリーチを活かしたジャブやインサイドローを駆使するアウトストライキングが特徴的です。
今年3月には『Brave Fight』のセミプロルール(3分2ラウンド制)で川島悠汰と対戦し、ジャブやインサイドローで圧力をいなしながら、レベルチェンジTDとバックポジションも取って勝利しています。
アヌアルはマレーシアに隣接するイスラム国家、ブルネイ出身のファイター。
ブルネイのチーム『ウルフパック』期待の新鋭で、力強いグラップリングを得意とします。
『OWS 5』でOWSに初参戦すると、パンディープ・クマールをオーバーハンド&ボディロックドロップTDからの寝技で削り続け、最後はクマールの片腕を脇に抱えアームバー気味に捻り上げるインパクトの強い一本で勝利しました。
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SwatやBrave Fightから山下が大抜擢!
日本の中量級選手にとって、国際戦はキャリアの幅を広げられる大きなチャンスだと思いますし、思い切りぶつかっていって欲しいです
アヌアルはブルネイMMAで一番注目している選手で、打撃は粗削りながらブ厚い身体&ポジショニングの圧力は魅力的ですね~
若いキャリアの二人によるぶつかり合いに期待です!
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OWSのような番組企画をプラットフォーム化できるかは大事だな~と思います
どうしてもキャリア差のある試合も組まれちゃうので、なかなか選手の実力を平均的に測ることが難しいな~とも感じますけれども、チャンスを掴んだ選手はONEでどんどん活躍していって欲しいですね~
そのチャンスを掴む今大会でも、全選手の皆さんの素晴らしい試合を期待しています!