クロネコMMA図書館🐾

ミックスドマーシャルアーツ(MMA)という格闘スポーツについて、コラムや試合レビューを書いています。

UFCファイトパスで観れる「世界のMMAプロモーション」を一挙紹介!【UFCファイトパスを更に楽しむ為に…#2】

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2021年も新たな放送契約を結び、世界中のMMA大会を放送してくれているUFCファイトパス。

今回はそんなUFCファイトパスの「MMA大図書館」の中から厳選して、現在ライブ放送契約をしている「世界のMMAプロモーション」16組織を紹介していきます!

ファイトパスのサービス初期からずっと放送を続けている古参なプロモーションがあれば、組織の存続を懸けてファイトパスに栄転したプロモーションもあり、各国のフロントランナー(先駆者)として参入を果たしたプロモーションもあり…ファイトパスとの契約に至った経緯は様々ながら、どのMMAプロモーションにも独自のドラマと個性的な魅力が満ちていると感じますね~✨😊✨

この記事で、それぞれのMMAプロモーションの魅力がちょっとでも伝われば嬉しいです!!

 

目次

 

LFA

レガシー・ファイティング・アライアンス

f:id:paky21:20191212123816p:plain アメリカ合衆国 ネバダ州 ラスベガス

代表1 f:id:paky21:20191212124047p:plainf:id:paky21:20191212123816p:plain エドソアレス(最高責任者)

代表2 f:id:paky21:20191212123816p:plain スヴェン・ビーン(社長)

 
 
 
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AXS TVで生まれ、ファイトパスで飛躍するアメリMMA最高峰のフィーダーリーグ。

LFAはUFCファイトパスで2019年より放送されている、メジャーMMAへの登竜門となるべく創立されたアメリカ合衆国のフィーダーリーグ*1です。

LFAは2017年に2つのMMAプロモーションが合併して創立されました。ブラジル系アメリカ人の経営者エドソアレスが最高責任者を務め、中西部MMAプロモーターのスヴェン・ビーンが社長を務めます。2人はLFAの前身となったネブラスカ州の「RFA(リザレクション・ファイティング・アライアンス)」の代表であり、もう一つの前身であるテキサス州の「Legacy FC(レガシー・ファイティング・チャンピオンシップ)」と合併した際に、Legacy FC代表のオーストラリア移民ミック・メイナードから運営を引き継ぎました*2

LFAは新しいプロモーションながら、創立から約4年で100を超える大会を開催しています。LFAで目覚ましい活躍を魅せたショーン・オマリードミニク・レイエスメイシー・バーバーといった新鋭たちは白羽の矢を受けてUFCとの契約を果たしており、目まぐるしく進むメジャーMMAの根を支える最高峰のフィーダーリーグとして広く認知されるようになりました。

LFA誕生の大きな礎となった「AXS TV(アクセス・ティーヴィー)*3」の経営母体が変わった事で「LFA 76」で放送終了となってしまいましたが、「LFA 78」からファイトパスが放送を引き継ぎました。ファイトパス契約によってプロモーションの雰囲気もガラリと変わりましたが、UFCとの関係性はより強まっていっていると感じますね~。

LFAの起源となるRFAは2011年に、Legacy FCは2009年に誕生しました。両プロモーションはAXS TVで放送される事で注目を集め、現在に続くフィーダーリーグの原型として成長していきました。RFAからはブライアン・オルテガセルジオ・ペティスペドロ・ムニョスが、Legacy FCからはヘンリー・セフードホリー・ホルムデリック・ルイスが…。二大プロモーションは現在のメジャーMMAの礎を築いた功績がありますね~。

AXS TVも放送局内での独自ランキングを作成し、「RFA vs. Legacy FC」の機運が高まった2015年に特別企画として二大プロモーションの王者同士によるAXSスーパー・ファイト・チャンピオンシップを行うコラボ大会を開催しました。そうしたAXS TVの働きかけがLFA誕生の一助になったのは間違いないと感じます!

アメリMMA史に残る発展の後に生まれたLFA。そんなLFAがファイトパスにて歴史を絶やさずに続いていってくれる事は本当に嬉しいです。AXS TVもまたInvicta FCの放送を初めて再びMMAに携わってくれていますし、LFAもどんどん飛躍を続けていって欲しいです!!!(切願)

 

CFFC

ケージ・フューリー・ファイティング・チャンピオンシップ

f:id:paky21:20191212123816p:plain アメリカ合衆国 ニュージャージー州 ヴァインランド

代表 f:id:paky21:20191212123816p:plain ロバート・ヘイダックJr.(最高責任者)

 
 
 
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2度の消滅危機を乗り越えて発展を遂げたアメリカ北東部MMAフロントランナー。

CFFCはUFCファイトパスで2018年より放送されているアメリカ北東部MMAのフロントランナーです。

2006年にフェリックス&エイミー・マルティネス夫妻によって初開催されたCFFCは、"キンボ・スライス"ことケヴィン・ファーガソンMMAデビューを目指していましたが、実現は叶わず5大会で活動を休止しました。

活動休止から4年後の2011年、マルティネス夫妻に代わってCFFCを再出発させたのが、現在もCFFC最高責任者を務めているロバート・ヘイダックJr.です。

CFFCはMMA統一ルール発祥の地であるニュージャージー州を拠点に、北東部MMA選手たちの研鑽の場として続いてきました。アメリカ北東部MMAはLFA(RFA、Legacy FC)でも届かない独自の歴史を築いてきた地域で、CFFCはルー・ネグリ代表が率いるROCリング・オブ・コンバット)」と共に北東部MMAを活性化させたプロモーションでした。ニューヨーク州MMAが禁止されていた時代にもアルジャメイン・スターリンジャレッド・ゴードンシェイン・バーゴスといったニューヨーク出身の選手が研鑽を積むことができたのは、CFFCの功績が大きいと感じますね~。

2016年にCFFCは北東部MMAプロモーションの統括を目指した連盟組織「Alliance MMA(アライアンスMMA*4」に加盟し、ヘイダックはAlliance MMA社長に就任します。しかし、2018年にヘイダックが社長の任を降ろされてAlliance MMAから離れると、ヘイダックはCFFCの権利を再び独立させて再出発を目指します。ヘイダックは元UFC広報担当デイヴ・ショラー達の力添えも受けて、CFFCのファイトパス契約を実現させたのでした。

ファイトパスで再出発したCFFCは更なる成長を続けています。昨年のパンデミック下においてはテネシー州の「V3 Fights(ヴィースリー・ファイツ)」と合併。アメリカ北東部のショーン・ブレイディーカイル・ドーカウスがCFFCからUFCに参戦しており、今日のCFFCは北東部MMAにおけるフロントランナーにまで成長を遂げました。

最近では南アフリカキルギスタンウズベキスタンからも王者が誕生し、非常に国際色豊かになっているCFFC。かつてのライバル組織ROCも休止からアマチュア大会で復活しますし、北東部MMAの益々の発展を祈っています!🙏🏻

 

Titan FC

タイタン・ファイティング・チャンピオンシップ

f:id:paky21:20191212123816p:plain アメリカ合衆国 フロリダ州 ポンパノビーチ

代表1 f:id:paky21:20191212123816p:plain ジェフ・アロンソン(最高責任者)

代表2 f:id:paky21:20191212123816p:plain レックス・マクマホン(執行責任者)

 
 
 
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カンザス生まれ、フロリダ育ち。UFCと強固な関係を築く元祖フィーダーリーグ。

Titan FCはUFCファイトパスで2015年より放送されているアメリカ南部フロリダ州MMAプロモーションです。

Titan FCは2006年に当時のBellator FC(現Bellator MMA)運営メンバーであったジョー・ケリーによって創立されました。ケリーの運営会社「Tian Entertainment(タイタン・エンターテインメント)」の名を冠したTitan FCは、カンザスカンザスシティを拠点にHDNet(現AXS TV)で放送されて活動していました。

2012年にHDNetがAXS TVへ変わった頃、エドソアレス代表率いるRFAは放送権の獲得&選手の獲得を目的としてTitan FCを傘下に引き入れます。そのためTitan FCは一度はRFAに合併されましたが、その数ヶ月後にケリーによって再び独立して再出発します。

2013年に活動を再開すると、ケリーに代わって選手マネージャーのジェフ・アロンソが友人のレックス・マクマホンと共にTitan FCの新代表に就任します。アロンソンは中西部のカンザス州から南部のフロリダ州に拠点を移すとアメリカの様々な地域で大会を開催し、国際色豊かな選手達と契約してプロモーションを発展させていきます。そして2015年、当時はまだ開始初期のファイトパスに参入したのでした。

Titan FCはファイトパスの古参メンバーであり、実質的にファイトパスの元祖フィーダーリーグとして活動してきました。アロンソンはUFCと共生を目指し強固な関係を築き、世界中の新しい才能をメジャーへと輩出していきました。

パレスチナアメリカ人のベラル・ムハンマドや、キルギス人のラファエル・フィジエフ、メキシコ人のアーウィン・リヴェラ、ブラジル人のエルベルチ・バーンズ…Titan FCからUFCへ参入した選手たちはとても国際色豊かです。過去にはカザフスタン大会を開催し、近年はドミニカ共和国の「Fighting Force(ファイティング・フォース)」と共催してドミニカ共和国大会を開催する等、海外展開に挑戦しているのも魅力的ですね~。

今でこそLFAやCFFCも参入してにぎやかになったファイトパスですが、初期からずっとファイトパスに残っている古参メンバーの「Titan FC」と下記で紹介している「Cage Warriors」、「Alaska FC」にはやっぱり特別な想い入れがありますね~🥰

UFCと強い関係を築いているTitan FCが、今後もファイトパスと共に発展を続けてくれることを願っています!!

 

Cage Warriors

ケージ・ウォリアーズ

f:id:paky21:20191230103726p:plainf:id:paky21:20200124183733p:plain イギリス イングランド ロンドン

代表 f:id:paky21:20200130190500p:plain グラハム・ボイラン(最高責任者)

 
 
 
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今日のヨーロッパMMAに多大な功績を残す、イギリスの最古参プロモーション。 

Cage WarriorsUFCファイトパスで2016年から放送されているイギリス最古参の老舗MMAプロモーションです。

Cage Warrirosは創始者ドギー・トルーマンによって2002年に初開催されました。2002年は「Cage Rageケイジ・レイジ」が初開催された年でもあり、まさにイギリスMMAの歴史が始まった年だといえます。世界的な人気を得るも早期に休止してしまったCage Rageに対して、Cage Warriorsは20年近い年月のなかで栄枯盛衰を味わいながら現代に生き続けるイギリスMMAの歴史の体現者です。

Cage Warriors設立当時のイギリスMMAアンダーグラウンドな存在でしたが、UFCに強く影響を受けて早期からMMA統一ルール&チャンピオンシップ制度を採り入れました。若い選手たちが研鑽を積む舞台を作り上げた事で、後にUFCトップ戦線で活躍するマイケル・ビスピンダン・ハーディを輩出するに至りました。

2010年にアイルランド人のグラハム・ボイランが代表に就任すると、Cage Warriorsは本拠地イングランドを飛び出しヨーロッパ&中東に国際的な発展をみせます。最終的には11ヶ国にまで及んだ「国際戦略」は2014年に一旦休止を迎えますが、その間にはアイルランド人のコナー・マグレガーポーランド人のヨアンナ・イェンジェイチュクノルウェー生まれのスウェーデンジャック・ヘルマンソンといったヨーロッパMMAトップ選手が台頭する礎を築きました。ウェールズ人のブレット・ジョーンズスコットランド人のティーヴィー・レイなどイギリス全土から若き才能を見出したことも併せて、この時期のCage Warriorsの功績は非常に大きいと感じます。

2016年にボイランが舞い戻り再出発を果たすと、Cage Warriorsはファイトパスと放送契約を結び実質的なヨーロッパMMAフィーダーリーグの役割を担うようになります。イングランドからはナザニエル・ウッドトム・アスピナルパディ・ピンブレットが、ウェールズからジャック・ショアメイソン・ジョーンズといった若きイギリスMMAの才能たちが続々とUFC契約を果たしています。

2020年はパンデミックにより活動を一旦休止するも、イギリス政府が指定する公認スポーツにボクシングやスヌーカーと共に選ばれて再開しました。これはイギリスMMAが初めてイギリス政府から正式な開催許可を得たという事であり、イギリスMMAの発展に大きな一歩となりました。そのような栄誉をCage Warriorsというイギリスで最も歴史のあるプロモーションが得たというのは感慨深いものがありますね~(´TωT`)✨

歴史のうねりに合わせて進化を遂げてきたCage Warriors。その洗練されたスタイリッシュさはMMA大会の一つの指標であると感じますし、今後も歴史を絶やさず続いていって欲しいです!

 

CES MMA

クラシック・エンターテインメント&スポーツ・ミックスドマーシャルアーツ

f:id:paky21:20191212123816p:plain アメリカ合衆国 ロードアイランド州 ノースプロビデンス

代表 f:id:paky21:20191212123816p:plain ジミー・バーチフィールド Sr.(CES社長)

 
 
 
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北東部ニューイングランド地方に根差す、ボクシングとの姉妹MMAプロモーション。

CES MMAは2019年からUFCファイトパスで放送されているアメリカ北東部ロードアイランド州の地域MMAプロモーションです。

CESとは元々ボクシングの大会を開催するプロモーションで、現在も「CES Boxing」として主にWBC認定のボクシング大会が開催されています。代表のジミー・バーチフィールドSr.は1992年からロードアイランド州でボクシング大会を主催してきました。CES MMAは「CESのMMA部門」として立ち上げられ、2010年に初開催されたボクシングとの姉妹プロモーションです。

CES MMAはLFAと同じAXS TVにて放送されていましたが、2018年の放送を最後にLFAに続く形でAXS TVを離れ、ファイトパスでの放送を開始しました。近年のファイトパスはMMA以外の格闘スポーツにも力を入れていますが、CESもファイトパスにてMMA部門と併せてボクシング部門が放送されています。

CES MMAからはボリクアス(プエルトリコ)系アメリカ人のロブ・フォントラオスアメリカ人のアンドレ・スーカムタスを筆頭に、北東部ニューイングランド地方出身の優れたMMA選手達がUFCへと参戦しています。同地方のマサチューセッツ州に在住している元UFC日本人選手の松田干城(まつだ たてき)アメリカで主戦場の一つにしていたプロモーションでもありますね~。

近年でもトニー・グレイヴリーアンドレ・ユウェルウィリアム・ナイトと多くの選手をUFCに輩出しているCES MMA。北東部の筆頭CFFCとはまた一味違う、ニューイングランドに根差したリージョン特有のコンパクトな雰囲気が魅力的ですね~!

CES MMAもLFAと同様、AXS TV時代から大好きなプロモーションです✨

 

Fury FC

フューリー・ファイティング・チャンピオンシップ 

f:id:paky21:20191212123816p:plain アメリカ合衆国 テキサス州 ヒューストン

代表 f:id:paky21:20191212123816p:plain エリック・ガルシア(Fury FC 創始者

 

「Legacy FC発祥の地」ヒューストンMMAの歴史を引き継いだプロモーション。

Fury FCは2021年からUFCファイトパスで放送されている、アメリカ南部テキサス州ヒューストンの地域MMAプロモーションです。

Fury FCは2013年に同郷ヒューストン出身のエリック・ガルシアにより初開催されました。ガルシアは現UFCマッチメイカー、ミック・メイナードの薫陶を受けて2010年から活躍を始めた格闘プロモーターです。

ガルシアは元々MMA選手であり、メイナードが主催していたLegacy FCの前身「LoneStar BeatDown(ローンスター・ビートダウン)」に出場していました。その後メイナードの後押しを受けてプロモーターのライセンスを所得すると、メイナードの後を引き継ぐようにヒューストン拠点のFury FCを誕生させたのでした。

Fury FCはアメリカ南部出身のMMA選手たちの台頭の舞台として発展してきました。トレヴィン・ジャイルズダニエル・ピネダ、最近ではライアン・スパンアイク・ヴィリャヌエヴァといった南部MMA戦士たちがUFCと契約を果たしています。

2021年にファイトパスと契約してからは、UFCダナ・ホワイト社長の視察企画「Lookin' For a Fight(ルッキン・フォー・ア・ファイト)」にも選出されました。三大チャンピオンシップの勝者となった王者達は、いずれもUFC本契約やUFCに連なる「DWCS(ダナ・ホワイツ・コンテンダー・シリーズ)」との契約を果たしています。

Legacy FC発祥の地ヒューストンMMAの歴史を引き継いでくれているFury FC。ヒューストンはかつてメキシコの一部であった歴史的背景もあり、メキシコ系の選手が多く出場するイメージがありますね~。一方で最近はカザフスタン人の王者が誕生する等、より国際的なプロモーションとなっていると感じます!

 

LUX Fight League

ルクス・ファイト・リーグ

f:id:paky21:20200109180911p:plain メキシコ メキシコシティ

代表 f:id:paky21:20200109180911p:plain ジョー・メンドーサ(LUX創始者

 

黄金のメキシコMMA新組織は、ラテンアメリカ専門MMAフィーダーリーグを目指す。

 LUX FLは2019年からUFCファイトパスで放送を開始したメキシコ生まれのラテンアメリカ地域MMAプロモーションです。

LUX FLはメキシコ人の起業家ジョー・メンドーサによって2017年に初開催されました。メンドーサはメキシコMMAの更なる発展を目指し、UFCを目指す選手たちのラテンアメリカ専門MMAフィーダーリーグを目指して活動しています。若いプロモーションであるが故にまだまだ成長途上ではありますが、そのぶん若さ故の可能性も感じています。

ラテン語で「光」を意味するLUX(ルクス)というプロモーション名の通りに、金色をイメージカラーとしており金色のグローブはかなり特徴的です。モノトーンに統一された空間に金色だけが映えるデザインも良く、黒コーナーと白コーナーでユニフォームの色も統一されている等、近代MMAらしい洗練された空間が何よりも魅力的ですね~。

LUX FLはUFCで活躍したメキシコ人のエフライン・エスクデロマルコ・ベルトランポーロ・レイエスが参戦し、ブラジル人のホニー・ジェイソンといった近隣国からの参戦もみられます。UFCと契約した南米チリの新鋭イグナシオ・バハモンデスなど、新しいラテンアメリカMMA選手が切磋琢磨する舞台にもなっています。

まだまだ成長途上といえるLUX FLですが、今年はコロンビアとアルゼンチンへの進出を表明しており、ラテン・アメリカのMMAプロモーションとして更なる活躍に期待しています!ラテンアメリカの新たなUFC選手候補たちが現れて欲しいですね~✨

 

UWC Mexico

アルティメット・ウォリアー・チャレンジ・メキシコ

f:id:paky21:20200109180911p:plain メキシコ バハ・カリフォルニア州 ティファナ

代表 f:id:paky21:20200109180911p:plain アレハンドロ・イスラス(UWC Mexico創始者

 
 
 
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史上初のメキシコ人UFC王者のルーツとなった、メキシコMMA老舗プロモーション。

UWC Mexicoは2021年よりUFCファイトパスで放送されている、メキシコ最北端のティファナに拠点を持つメキシコ最古参の地域MMAプロモーションです。

UWC Mexicoはメキシコ本国のMMAが黎明期を迎えた最中の2009年に初開催されました。創始者アレハンドロ・イスラスは、地元ティファナのエントラム・ヴァーリトゥード・ジムと協力し合ってUWC Mexicoを創立し、メキシコ本国からUFCで活躍する力を持った若いメキシコ人選手を多く輩出しました。

UWC Mexicoの出世頭はUFCフライ級王座に輝いたブランドン・モレノでしょう。メキシコ本国から史上初のUFC王座を手にしたモレノにとってUWC Mexicoはプロデビューの地であり、現在に至るまでにも多くのサポートを受けています。その他にもメキシコ本国生まれのアクバル・アレオラや、現在もUFCで活躍しているガブリエル・ベニテスもUWC Mexicoのエース格だった選手ですね~。

UWC Mexicoは2015年に一度活動を休止していましたが、2019年に活動再開してからはファイトパス契約できる程に復活を遂げました。活動再開時にリニューアルされたチャンピオンベルト(上記写真を参照)は、ロゴが立体的に浮き出たユニークな独創性がとても魅力的です✨

UFCにとっても貢献度の高いUWC Mexicoがファイトパスに参入してくれたことはメキシコMMAにとって意義のあることだと感じますし、これからも続いて欲しいです🌮

※ちなみにUWC 「Mexico」とわざわざつけているのは、「UWC(アルティメット・ウォリアーズ・チャレンジ)」という名前のMMAプロモーションが合計3つも存在している為です(笑)人気な名前だな~💦

 

iKON FF

アイコン・ファイティング・フェデレーション

f:id:paky21:20191212123816p:plain アメリカ合衆国 ネバダ州 ラスベガス

代表1 f:id:paky21:20191212123816p:plain キース・ヴェルトル(iKON創始者) 

代表2 f:id:paky21:20191212123816p:plain ディーン・トゥール(プロモーター)

代表3 f:id:paky21:20200109180911p:plain エマニュエル・ロモ(共同プロモーター)

 

2020年に誕生したボクシングリングMMA!?異彩を放つ新たなるMMA連盟。

iKON FFは2020年の創立からUFCファイトパスで放送されている、ネバダ州を拠点とする新しいMMAプロモーションです。

iKON FFは2020年にボクシングプロモーターのキース・ヴェルトルによって創立されました。ヴェルトルはファイトパスで放送中の「RJJ Boxingロイ・ジョーンズJr.ボクシング)」も手掛けており、ヴェルトルがMMA部門として着手したのがiKON FFです。

iKON FFのメインプロモーターを務めるディーン・トゥールは最近までファイトパスで放送されていた「Island Fights(アイランド・ファイツ)」の創立者であり、ホルヘ・マスヴィダルが創立した「Gamebred FC(ゲームブレッド・ファイティング・チャンピオンシップ)」のマッチメイカーも務めています。ボクシングの専門家ヴェルトルがMMAの専門家としてトゥールを起用したのかな?と感じます。

iKON FFはメキシコのボクシングプロモーション「De La O Promotions(デ・ラ・オ・プロモーションズ)」の代表であるエマニュエル・ロモを共同プロモーターとして迎えており、これが隣国メキシコで大会が多く開催されている理由です。ボクシング由来の独自のコネクションを持っているのが特徴的ですね~。

iKONは最も若いMMAプロモーションの一つであり、同時にボクシングを基盤に持つゆえに?ボクシングリングを採用している珍しいMMAプロモーションでもあります。UFCレジェンドのフランク・ミアの娘であるベラ・ミアや、ボクシング女子7階級制覇王者のアマンダ・セラーノ等、面白い選手と契約していますね~。

ボクシング界からMMA参入を果たしたiKON FFが、これからどのような「連盟」を作っていくのかに注目していきたいです!🥊

 

BFL

バトルフィールド・ファイト・リーグ

f:id:paky21:20200109182356p:plain カナダ ブリティッシュコロンビア州 バンクーバー

代表 f:id:paky21:20200109182356p:plain ジェイ・ゴルシャニ(BFL創始者

 

カナダMMA「激動の時代」を乗り越えて大器晩成、カナダ西部生まれのフロントランナー。

BFLは2021年からUFCファイトパスで放送されている、カナダ西部ブリティッシュコロンビア州(以下BC州)バンクーバーを拠点とするMMAプロモーションです。

BFLは2010年にアマチュア組織として初開催され、第7大会からプロ組織として活動を始めました。BC州で肩を並べたArmageddon FC(アルマゲドン・ファイティング・チャンピオンシップ)が合併の後に活動休止してからも創始者ジェイ・ゴルシャニをリーダーとして地域に根差した活動を続け、現在ではカナダ有数の長い歴史を誇るMMAプロモーションにまで成長を遂げました。

BFLが生まれた2010年という年は、カナダにおいてMMAの存続が危ぶまれた「激動の時代」でした。カナダ医師会(CMA)によるMMA脳損傷への危険性を理由とした禁止運動が起こり、最終的に2013年に「S209法令」が可決され80年ぶりのカナダ刑法83条(2)改正によりMMAが合法化*5されるまでこの問題は続きました。BFLは「激動の時代」を乗り越えてきたカナダ有数のMMAプロモーションです。

UFCと契約した選手にはマット・ドワイヤージェレミーケネディがいます。韓国系カナダ人のデニス・カーンシーク教を信仰するインド系カナダ人のアルジャン・ブラーもBFLで試合経験があり、アジア系移民の方々が多く住むBC州の歴史的背景を感じますね~。

昨年のパンデミックにおいて活動を休止するも、ファイトパスと契約することで新たなスタートを切ったBFL。お隣りアルバータ州サニー・サリーン代表が率いるライバル組織「Unified MMA(ユニファイド・ミックスドマーシャルアーツ)」も未だ休止状態*6ながらファイトパスと契約しており、今年初めには双方プロモーションのヘビー級王者が激突する「カナダ西部MMA頂上決戦」も行われました。カナダMMA激動の歴史を生き抜いてきた両プロモーションには、今後も良いライバル関係を続けていって欲しいです!✨

 

Eternal MMA

エターナル・ミックスドマーシャルアーツ

f:id:paky21:20200228221904p:plain オーストラリア クイーンズランド州 ゴールドコースト

代表1 f:id:paky21:20200228221904p:plain キャム・オニール(Eternal MMA創始者

代表2 f:id:paky21:20200228221904p:plain ベン・ヴィッカーズ(共同オーナー)

 
 
 
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オセアニアの大都市を翔び回る、オーストラリア東部生まれのMMAプロモーション。

Eternal MMAは2019年からUFCファイトパスで放送されている、オーストラリア&ニュージーランドで活動するMMAプロモーションです。

Eternal MMAは2012年に創始者キャム・オニールと共同オーナーのベン・ヴィッカーズによって初開催されました。オーストラリアの4つの都市(ゴールドコーストメルボルン、パース、アデレード)とニュージーランドオークランドで開催経験があり、州を跨ぎオーストラリア全土でオセアニア選手が研鑽を積む舞台として成長を続けて来ました。

Eternal MMAオニール代表は2013年に西オーストラリア州で「ケージ使用禁止令*7」が出された際に、同州の政府に対してMMAでケージを使用する安全性、リングを使う事の危険性を訴えました。最終的に「ケージ使用禁止令」は西オーストラリア州首相が代替わりした2017年に改正され、翌年にはUFCがパース・アリーナで大会を開催することができました。そのようにオーストラリアMMAの為に尽力したEternal MMAがファイトパスに参入してくれるのは非常に嬉しかったですね~😊

Eternal MMAはどちらかというとオーストラリア国内の内需を高めるプロモーションのイメージはありますが、ケイシー・オニールタイソン・ペドロアシュハン・モフタリャンといったUFC選手も輩出しています。若手のオセアニア選手たちもどんどん活躍してきていますし、今後のEternal MMAの展開にも期待していきたいです✨

 

Alaska FC

アラスカ・ファイティング・チャンピオンシップ

f:id:paky21:20191212123816p:plain アメリカ合衆国 アラスカ州 アンカレッジ

代表1 f:id:paky21:20191212123816p:plain ニック・ヘロン=ウェブ(プロモーター)

代表2 f:id:paky21:20191212123816p:plain ミスティ・トーマス=ゲディグ(共同プロモーター)

 

一人の女性プロモーターの献身によって世界へ発信された、アメリカ最北のフロンティア。

Alaska FC(以下AFC)は2016年からUFCファイトパスで放送されている、アメリカ合衆国の最北部アラスカ州に拠点を持つ地域プロモーションです。

AFCは2004年に創立され、現在までにアラスカ州で約150大会を開催しています。MMA統制組織の存在しない*8アメリMMA最後の秘境」であったアラスカ州において、AFCは長期に渡って活動を続けてきました。

AFCを発展させた最大の功労者は、2007年~2019年にAFC代表を務めた女性プロモーターのサラ・ロリマー(旧姓ジョンストン)です。ロリマーは2016年にファイトパスとの放送契約を結び、「最後の秘境」アラスカMMAを世界に発信した開拓者でした。

ロリマー体制のAFCはアラスカMMAを発展させ、今日のUFCで活躍するアラスカMMA選手たちの飛躍にも繋がりました。アラスカ州生まれのローレン・マーフィーや、当時アラスカ州に在住していたジャレッド・キャノニアセルビアからアラスカに移住していたウロシュ・メディッチ。彼らの素晴らしい才能が埋もれず開花できた事は、AFCの功績が大きいと感じます。

こうしたアラスカMMAの開拓に尽力したロリマーでしたが、数年前に難病である「多発性硬化症(中枢神経の疾患)」の診断を受けてしまいます…。プロモーターとしての活動を休まざるを得なくなったロリマーでしたが、AFCの元選手であったニック・ヘロン=ウェブとロリマーのサポートを務めていたミスティ・トーマス=ゲディグ夫妻にAFCの未来を託したのでした!

AFCパンデミックを受けて2020年は活動を休止しましたが、2021年に活動再開が決定しました!ロリマーが身を賭して開拓したAFCというプロモーションが、15周年という記念すべき年を迎えられた事が本当に嬉しいですし、今後も益々の発展を祈っています!✨

 

FAC

ファイティング・アライアンス・チャンピオンシップ

f:id:paky21:20191212123816p:plain アメリカ合衆国 ミズーリ州 カンザスシティ

代表1 f:id:paky21:20191212123816p:plain ジョー・ウースター(プロモーター) 

代表2 f:id:paky21:20191212123816p:plain ジェームズ・クラウス(共同オーナー)

 

ミズーリ州カンザスシティ」を代表する、現役UFC選手発案のプロモーション。

FACは2020年からUFCファイトパスで放送されている、アメリカ中西部ミズーリ州カンザスシティを拠点とする地域MMAプロモーションです。

FACは2012年に創立された「KCFA(カンザスシティ・ファイティング・アライアンス)」というプロモーションを前身に持ちます。現役UFC選手のジェームズ・クラウスが発案者となり、プロモーターのジョー・ウースターと協力する事でKCFAは誕生しました。KCFAはクラウス達の地元ミズーリ州に根差した活動を続け、2019年に新たにFACが生まれると、KCFAはFACに統合されてプロモーションは一本化されました。

KCFA時代からミズーリ州MMAを活性化させ続けてきたFAC。グラント・ドーソンジェイソン・ウィットケヴィン・クルームといったミズーリ州の魅力的な選手をUFCに輩出してきました。最近ではお隣りオクラホマ州の元UFC選手チャンス・レンカウンターの復帰戦の舞台にもなっています。

MMAにおいて「カンザスシティ」というとTitan FCやVFCが開催されてきたカンザス州のイメージが強いのですけれども、FACは旧KCFA時代からずっとミズーリ州カンザスシティに拠点を構えて来たのが魅力的だな~と感じます。今後もFACにはアメリカ中西部からUFCへと続く道を作っていって欲しいですね~😊

 

AKA

アメリカン・コンバット・アライアンス

f:id:paky21:20191212123816p:plain アメリカ合衆国 ルイジアナ州 ボージャーシティ

代表1 f:id:paky21:20191212123816p:plain アンバー・ビショップ(AKA創始者

代表2 f:id:paky21:20191212123816p:plain ジョン・ビショップ(共同オーナー)

 

南部の女性プロモーターが夫婦で創立した、ルイジアナ州の新興MMAプロモーション。

 AKAは2021年からUFCファイトパスで放送されている、アメリカ南部のルイジアナ州を拠点とする地域プロモーションです。

AKAは同州シュリーブポート出身の女性プロモーター、アンバー・ビショップが、夫のジョン・ビショップを共同オーナーとして2017年に創立されました。当初のプロモーション名は「Rite of Passage(ライト・オブ・パッセージ)」といい、2018年に女性社長補佐のヘイディ・クラークが就任した後に現在の名前へ改称されました。

AKAはFury FCと共にパンデミック下においてファイトパスに参入した事で、アメリカ南部MMAの新たなプラットフォームとして注目を集めています。UFCと契約経験のある選手はデリック・クランツで、アマチュア時代のグレッグ・ハーディが試合をしていた事もありますが、むしろファイトパスと契約したこれから選手層に変化が起きるかもしれないですね~。

尤もファイトパスと契約したから劇的に変わってしまうという訳でも無いとは思います。姉御肌のアンバー・ブラウンさんが率いるAKAが、これからのアメリカ南部MMAでどのような立ち位置を持つのかに注目していきたいです!

 

Fighting Force

ファイティング・フォース

f:id:paky21:20210622202938p:plain ドミニカ共和国 サントドミンゴ

代表  f:id:paky21:20210622202938p:plain ロドルフォ・ダウハフレ(Fighting Force創始者

 

カリブ海諸島MMAの新たな可能性、ドミニカ共和国初の政府公認プロモーション。

Fighting Forceは2020年からUFCファイトパスで放送されている、カリブ海諸島のドミニカ共和国を拠点とする地域プロモーションです。

Fighting Forceは2019年にドミニカ共和国の弁護士ロドルフォ・ダウハフレMMAプロモーターとなって初開催されました。Fighting Forceはドミニカ共和国のスポーツ省から正式なMMA開催の認可を得た初めての公認プロモーションです。

現在も地元プロモーションがまだ少ないカリブ海諸島において、Fighting Forceは然るべき手続きを経て活動を行い、ジェフ・アロンソ代表の率いるTitan FCと3年間の業務提携を結ぶなど積極的な活動をみせています。昨年から続くパンデミック下においても、Titan FCとの共催でドミニカ共和国大会を二度開催する事が出来てたのも、こういった活動が実を結んだ成果であると感じますね~。

「Fighting Force 4」ではTitan FCの執行責任者レックス・マクマホン御年49歳にしてまさかのプロデビューを果たし、ドン・フライvs.高山善廣ばりに強振パンチを振り抜く打撃戦を制して一本勝ちを果たしましたね~。Titan FCとの提携はFighting Forceの可能性を広げてくれる感じますし、カリブ海諸島の貴重なプロモーションとしてこれからも発展していってくれる事を願っています!

 

The Golden Cage

ザ・ゴールデン・ケージ

f:id:paky21:20200124191355p:plain イタリア ローマ

代表1 f:id:paky21:20200124191355p:plainf:id:paky21:20210622232832p:plain ルイージ・ペリロ(The Golde Cage創始者

代表2 f:id:paky21:20200124191355p:plainf:id:paky21:20191212123816p:plain スティーヴ・ダッパー(副社長)

 
 
 
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2年半ぶりに活動再開!自国のレベルアップを目指す異色のイタリアMMAプロモーション。

The Golden Cage(以下TGC)は2021年からUFCファイトパスで放送されているイタリアの地域MMAプロモーションです。

TGCは2017年にIMMAFスイス連盟会長のルイージ・ペリロと、ミュージシャンのティーヴ・ダッパーの二人によって創立されました。翌年の2018年に第2大会を開催。開催数は少ないながらもショーアップされた大会を開催し、同時にマネージメント会社を運営し、自国のイタリア選手を海外のジムへ派遣する等イタリアMMAのレベルアップに取り組んでいます。

TGCは2018年以降はそのようなバックアップに努めていましたが、今年の2月におよそ2年半ぶりの第3大会が開催されました。大会はパンデミック対策の中で行われた為に過去2大会のような演出は行えませんでしたが、ファイトパスによって世界中にイタリアMMA選手の活躍を放送する事ができました。

更に、直近のTGCBrave CFとの業務提携を行い、Brave CF初のイタリア大会を8月に共催する事が発表されています。今後もそこまで頻度の多い開催があるわけでは無いと思われますが、イタリアMMAの発展を目指すTGCの第4大会にも期待したいですね~。のんびり続報を待ちたいです!

 

 

 

以上、ファイトパスと契約中の「世界のMMAプロモーション」紹介でした~!

本当はまだまだアーカイブも含めて紹介したいMMAプロモーションはたくさんあるのですけれども、今回は現在放送中のプロモーションに厳選してみました💦

今回記事を書くために改めて調べた事で発見がありましたし、そういう新しい発見ができた瞬間というのは、やっぱり一番楽しいな~と感じましたね~😌

これからファイトパスも変わっていく事はあるとは思いますけれども、世界に発信できる&アーカイブを残せるMMA専門プラットフォームとして、今後も発展していってくれる事を祈っています!✨

それではまた!読了ありがとうございました~ノシ

 

 

*1:Feeder=供給」する「League=競技組織」という意味で、スポーツのメジャーリーグで活躍し得る才能のある選手達を見出し、メジャーへと輩出する事を目的とする組織を差します。基本的には非公式な名称ですが、現在のMMAを表す上では適した表現であると感じますb

*2:ミック・メイナードはLegacy FC代表の任を離れた後、UFCのマッチメイカーに着任しています。

*3:AXS TVは投資家のマーク・キューバンによって「HDNet(エイチ・ディー・ネット)」という名前で2001年に創立され、2012年に現在の名前へ改称されました。2007年からはコンバット・スポーツの専門部門を設立し、カナダの「MFC(マキシマム・ファイティング・チャンピオンシップ)」やイギリスの「BAMMA(ブリティッシュ・アソシエーション・オブ・ミックスドマーシャルアーツ)」といった世界中のMMAプロモーションを放送した意欲的な放送局でした。その中には「戦極(せんごく)」や「Dream(ドリーム)」といった2000年代後期の日本MMAプロモーション達も含まれています。

*4:Alliance MMAはニューヨークに拠点を構える会社で、カリフォルニア州の同名のMMAジム「Alliance MMA」とは別の組織です。

*5:カナダでは様々な方々の尽力に寄ってMMAが合法化されましたが、カナダの全州がMMAを認可しているわけでは無いとされています。また、依然としてボクシングとMMA以外のコンバットスポーツの開催は難しいようです…;

*6:8月に再開が予定されており、ファイトパスの放送もアナウンスされています。

*7:オーストラリアではMMAは基本的に合法ですが、過去にビクトリア州西オーストラリア州でケージの使用が禁止された時代がありました。UFCが2013年に西オーストラリア州のパース・アリーナで開催を目指した際、当時の西オーストラリア州首相であるコリン・バーネット首相は暴力性を理由にケージの使用を禁止。2017年に現在のマック・マゴーワン首相が就任するまで、西オーストラリア州ではボクシングリングでMMAの試合を行わなければならず、Eternal MMAでもアマチュア選手が落下しかかるアクシデントが起こりました。

*8:アラスカ州にはボクシングやMMA等のコンバットスポーツを統制する組織が存在しておらず、UFCがアラスカ大会を開催できない一因になっています。但し、MMAの大会を開催する事そのものは違法ではないので、AFCも活動できています。