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ミックスドマーシャルアーツ(MMA)という格闘スポーツについて、コラムや試合レビューを書いています。

2012.11.11 年末までの注目カード①『11月編』

いよいよ年末。波乱のMMA2012年シーズンも大詰めです!

11月
『Tachi Palace Fights 15: Collision Course』 11月15日 USA、カリフォルニア州リムーア

メインイベント TPFライトヘビー級王座決定戦
アンソニー・ルイスvs.エンジェル・ディアンダ
 /新設されるライトヘビー級王座を懸けた一戦。ルイスは長いリーチを使ったキレのあるパンチを持つものの、ハリスやシュレメンコといったメジャー級ファイターにはなかなか白星を手にできずにいます。対する"ドリーム"ディアンダは愛嬌のあるぽっちゃり体型から迫力のフルスイングパンチを繰り出すパワーファイター。ド派手な打撃戦が期待されますが、アウトボクシングならルイスが優勢です。
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『Bellator 81』  11月16日 USA、ロードアイランド州キングストン

メインイベント シーズン7ライト級トーナメント 準決勝
リッチ・クレメンティvs.マルチン・ヘルド
セミメインイベント シーズン7ライト級トーナメント 準決勝
デイブ・ジャンセンvs.ヒカルド・チルローニ
 /いよいよ決勝戦が迫ってたシーズン7。強力なロシア勢が猛威を振るう中、無敗の新鋭サルナフスキーを判定で破ったクレメンティが主役でしょう。対するは伸び悩む"ポーランドの神童"ヘルド。ベテランがまたしても若さを絡め取るのか。対するは同じくロシア勢のサードゥラエフを一本勝ちで破ったジャンセンvs.ナゼレとの柔術家対決を制したチルローニ。チルはブラジル勢最後の一人として意地を見せてほしい所です。
メインカード フェザー級
マルロン・サンドロvs.ダスティン・ニース
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『Legacy FC 15: Drysdale vs. Reed』 11月16日 USA、テキサス州ヒューストン

メインイベント ライトヘビー級
ロバート・ドライズデールvs.クリス・リード
 /07年ADCC優勝者ドライズデールのMMA5戦目。
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『CAGE 20: Northern Storm 2』 11月17日 スウェーデン、オウル

メインイベント CAGE フェザー級タイトルマッチ
トム・ニーニマキ(王者)vs.ポール・リード
 /驚異の膝蹴りと華麗な柔道テクニックを持つフィンランド人王者のニーニマキ。過去にアキラ・コラサニをパンチでKOしたスコティッシュファイター、リードと対戦。
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『PXC 34』11月17日 フィリピン、マニラ

メインイベント PXC フライ級タイトルマッチ
アレ・カリ(王者)vs.アーウィン・タグレ
 /抜群のスピードを持つ王者カリの防衛戦の相手は、パワーのあるテイクダウンからの攻めを見せるタグレ。フィリピーノの新鋭同士の対決です。
メインカード フェザー級
ガイ・デルモvs.ダスティン・キムラ
メインカード バンタム級
ラッセル・ドーンvs.田中路教
 /メインカードでは日本でキャリアを積むアメリカ人ファイター、デルモさんが日系ハワイアンのキムラと、今年に修斗Aクラスに昇格した田中が8戦無敗のX-1王者ドーンと、それぞれ国際戦に挑みます。
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『UFC 154: St. Pierre vs. Condit』  11月17日 カナダ、ケベック州モントリオール

メインイベント UFC ウェルター級王座統一戦
ジョルジュ・サンピエール(王者)vs.カルロス・コンディット(暫定)
セミメインイベント ウェルター級 次期挑戦者決定戦
ジョニー・ヘンドリックスvs.マルチン・カンプマン
 /9か月ぶりの復帰を果たすウェルター級王者GSPと、王座戦消滅の騒動にぶれることなく暫定王座を手にしたコンディット。混迷を極めた2012年のウェルター級にも遂に決着がつきます。同時に次期王者決定戦ではNCAAレスラーの技術と獣性を兼ね備えたジョニヘンと、北欧のUFCイオニアであるカンプマンが対戦します。
メインカード ミドル級
ニック・リングvs.コンスタンティノス・フィリッポウ
メインカード フェザー級
マーク・ホーミニックvs.パブロ・ガーザ
プレリミナリーカード ライト級
マーク・ボセックvs.ハファエル・ドスアンジョス
プレリミナリーカード ライト級
サム・スタウトvs.ジョン・マクデッシ
プレリミナリーカード フェザー級
アントニオ・カルヴァーリョvs.ホドリゴ・ダム
プレリミナリーカード バンタム級
アイヴァン・メンジバーvs.アザマット・ガシモフ
 /カナダ大会ということで、個性豊かなカナディアンファイターが今回も多く出場します。偉大なカナディアン柔術家であるボセックはRDAとの寝業師対決、元祖「石の拳」スタウトは空手家マクデッシとの打撃戦にそれぞれ挑みます。
 /「賢人」カルヴァーリョvs.「ダムミッション」ダムは日本でもなじみ深い二人ですね。メンジバーはヌルマゴの同門でAKA練習生のロシアの新鋭、ガシモフを迎え撃ちます。
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『Aggression FC 14: Invasion』 11月23日 カナダ、アルバータ州エドモントン

AFC ライト級タイトルマッチ
スティーブン・ボーモント(王者)vs.シェーン・キャンベル
 /27歳8連勝と波に乗る王者"ビッグバッド"ボーモントと、24歳で44勝10敗11KOの記録を持つキック出身ファイター"シャオリン"キャンベルという、若いカナディアンファイター2人によるタイトルマッチです。
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『EFC Africa 17』 11月23日 南アフリカ、ハウテン州ヨハネスブルグ

EFCA ミドル級タイトルマッチ
ジェレミー・スミス(王者)vs.ダレン・ダニエル
EFCA ライト級タイトルマッチ
コスタ・イアノー(王者)vs.レオン・メイナード
 /今年最後のEFCAでは、前王者マクレランに勝利し新ミドル級王者となった"ピットブル"スミスが"ダブル・ディー"ことDDとの初防衛戦に挑むほか、ライト級絶対王者として君臨するギリシャ人王者イアノーが、回転系ストライカーのメイナードを迎え撃ちます。
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『CFFC 19: Liguori vs. Azeredo』 11月24日 USA、ニュージャージー州アトランティックシティ

メインイベント CFFCライト級タイトルマッチ
クリス・リゴーリー(王者)vs.ルイス・アゼレード
 /1年半ぶりの復帰戦となるアゼレードはいきなりの王座挑戦。王者リゴーリーは03年からROC、CFFCを中心に活躍してきたファイターで、グレイシー・バッハ門下生の茶帯保持者です。
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『GRACHAN 7』 11月24日 日本、東京

GRACHAN 初代バンタム級王座決定トーナメント 決勝戦
友田隆志vs.若菜千明
 /夜桜龍次とのクリンチファイトを制した友田と、岡元飛竜との打撃戦をカウンター一発でKO勝利した若菜によるトーナメント決勝戦。ケージMMAとしては友田がより完成されています。しかし若菜も未知数な部分の多い選手です。
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『Road FC 10』 11月24日 韓国、釜山

Road FC ミドル級タイトルマッチ
大山峻護(王者)vs.イ・ウンス/이은수
Road FC ライト級王座決定トーナメント準決勝
久米鷹介vs.ユン・ツォル/윤철
Road FC ライト級王座決定トーナメント準決勝
ビュシール・コロッサvs.ナム・ウィチョル/남의철
 /昨年のミドル級トーナメント優勝者である大山さんが、同トーナメントベスト4のウンスとの初防衛戦に臨みます。また、ライト級トーナメント一回戦を一本勝ちで突破した新鋭パワーグラップラーの久米が、優勝を目指し1Dayトーナメントの準決勝に挑みます。
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『Bellator 82』 11月30日 USA、ミシガン州マウントプレザント

メインイベント シーズン7ウェルター級トーナメント決勝戦
ライマン・グッドvs.アンドレイ・コレシュコフ
 /シーズン7最初の決勝戦は、シーズン屈指のビッグカードとなりました。更に強化された突進力でウォールヘッドを完封し、ツァーレフにTKO勝利した「鉄人」初代ウェルター級王者グッドと、軍隊格闘術HTHCのスポーツマスターで、システマの如き一撃必殺の打撃でボクシングタイプのスミスと空手タイプのザロムに完勝した驚異の新鋭コレシュコフが激突します。果たしてコレシュコフの打撃はグッドに通用するのでしょうか。
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11月
『M-1 Challenge 35』 11月15日 ロシア、セントピーターズバーグ

セミメインイベント M-1ミドル級タイトルマッチ
マリオ・ミランダ(王者)vs.ラマザン・エミエフ
メインカード M-1ウェルター級タイトルマッチ
ラシッド・マゴメドフ(王者)vs.アレクサンドル・ヤコブレフ
メインカード M-1ライト級タイトルマッチ
ムーサ・ハマナエフ(王者)vs.マイアルベック・タイスモフ
メインカード M-1 フェザー級王座決定戦
マラト・ガフロフvs.ヴガル・バフシエフ
 /新設されたフェザー級王座を懸けて、柔術紫帯のウクライナグラップラーのガフロフと、アゼルバイジャンとロシアの血統を持つオールラウンドファイターのバフシエフがタイトルマッチに挑みます。ガフロフは打撃にまだ穴があるため、バフシエフがやや優勢であると予想していますが果たして。
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『PANCRASE 2012 Progress Tour 13』 11月25日 日本、大阪府

スーパーフライ級
小塚誠司vs.北方大地
 /実質的なスーパーフライ級次期挑戦者決定戦であるこの試合。現パンクラスランキング2位の小塚は腕をしならせる独自の打撃スタイルで廣瀬勲にTKO勝利し王座挑戦するも、攻め手に欠きドローで王座獲得を逃しています。対するランキング3位の北方は稲垣組きってのパワフルな打撃の持ち主。常にKOを狙う獰猛なスタイルで、タイトル戦の道を切り開けるか。来年のナンバーシリーズを占う大事な一戦です。
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『イベント名』 月日、会場

階級
赤コーナーvs.青コーナー
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