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ミックスドマーシャルアーツ(MMA)という格闘スポーツについて、コラムや試合レビューを書いています。

2014年4月の地域別MMA大会①【聖拳ホルム&19歳パシェコ!燃える女子バンタム級王座戦線!】


UFCBellator意外のMMA大会を載せてます。

※文字数オーバーのため記事を分割しました。
続きはこちら→から!!


M-1 Challenge 47 ~Battle in the Heart of the Continent~
4月4日(金) ロシア(オレンブルグ) オレンブルグ・スポーツコンプレックス大会
カテゴリー 東ヨーロッパ(ロシア)



マラット・ガフロフ(ファイティング・イーグル)
ウクライナ出生ロシア出身 29歳 ""
M-1 Globalフェザー級チャンピオン(防衛1回)
vs.
リー・モリソン(チーム・ブルドッグ
ワシントン(オウカノガン)出身 28歳 "アメリカン・ブルドッグ"
[M-1 Globalフェザー級チャンピオンシップ(防衛戦) 145lb 5分5ラウンド ]
[勝者 マラット・ガフロフ 5ラウンド 判定3-0 M-1 Globalフェザー級王座防衛(2回目)]
ガフロフは先手のジャブを当てテイクダウン。モリソンはギロチン&インサイドガードで固める。立ち上がるモリソンだがガフロフはバックから胴クラッチし、膝蹴りで散らしながらテイクダウンを狙う。ガフロフのテイクダウンが入りかけるも、モリソンはギロチンでリフトする。モリソンはあびせてテイクダウン、立ち上がるガフロフにスイープしてアームロックを狙うも不発。2Rはモリソンが素早いワン・ツーから組み付くもガフロフが潰して、テイクダウンを狙うがモリソンはニーバーに捉える。凌いだガフロフは組み付いて膝蹴り、しかし顔面に当たった為、レフェリーはイエローカード(厳重注意)を宣告。ガフロフがテイクダウンを取り返しスイープを潰すと、バックに取りつきボディトライアングルで固定、裸締めやパウンドで攻める。3Rはガフロフに金的が入り中段、再開後はガフロフがテイクダウンし、関節技で凌ぐモリソンにパウンドで追撃。モリソンはバックからスイープしようとするも、ガフロフが徐々にディーゼルで差を見せ抑え込む。ガフロフはマウントからパウンド、スタンディングバックからパウンド&膝蹴りを打ちヒットで差をつける。4Rはガフロフがボディへ膝蹴り、モリソンのフックをバックスウェーするもパランスを崩したガフロフにモリソンが首投げを仕掛けるが、ガフロフも力強く返してサイド奪取。一度上を取るとガフロフがモリソンのスイープを抑え込み、パウンド&膝蹴りで攻めていく。ブレイク後もガフロフのテイクダウンをモリソン止めきれない。5Rも動きの落ちないガフロフはテイクダウン、スイープを果敢に狙うモリソンをポジション&クラッチで抑え上を取り続け、最後はパウンドを入れて試合終了。
テイクダウン&トランジションで後半3ラウンドをコントロールしたガフロフが防衛成功。モリソンもボトムで安易にガードせずスイープで脱出を図り続け、動きのあるグラップリングが展開されました。

ジェフ・モンソンアメリカン・トップチーム
ミネソタ出生ワシントン(オリンピア)出身 43歳 "ザ・スノーマン"
vs.
シャバン・カー(ノール・ファイティングクラブ)
フランス(ヴィルヌーヴ=ダスク)出身 30歳 ""
[ヘビー級 265lb 5分3ラウンド ]
[勝者 シャバン・カー 1ラウンド TKO(パンチ連打)]
モンソンの胴テイクダウンをカーがスプロール、速攻でバックマウントを奪いパンチを振り下ろす。モンソンは脱出を図るがカーはポジションを入れ替えて終始トップを取り続け、頭部に鉄槌を振り下ろし続ける。カーはモンソンのシングルレッグを潰しバックサイドを取ってパウンド&アッパー連打し、モンソンがうずくまってレフェリーストップ。カーが寝技でコントロールし快勝。

マルチン・ティブラ(ユナイテッド・ジム)
ポーランド(ウニエユフ)出身 28歳 "ティブル"
M-1 Globalヘビー級トーナメント優勝(2013)
vs.
マロ・ペラクグラディエーター・チーム)
クロアチア(ドゥブロブニク)出身 31歳 "グラディエーター"
[ヘビー級 265lb 5分3ラウンド ]
[勝者 マルチン・ティブラ 3ラウンド TKO(パンチ連打)]
アンダーフックからティブラが体重を浴びせテイクダウンし、マウントからパウンドで攻める。ペラクは右フックをヒット、テイクダウンを狙うもティブラが返してテイクダウンを奪う。ティブラがマウントからパウンドを当て続ける。3Rにハードなパンチの交差の後、ペラクがダブルアンダーフックからテイクダウンし、サイドを取る。ペラクはポスチャーからパウンドをヒット。インサイドガードで耐えるティブラに対し、ペラクが内ヒールフックを仕掛けるが不発。ティブラがバックマウントからパウンドを連打し、動かないペラクを見てレフェリーがストップ。

Legacy FC 30 ~Holm vs. Werner~
4月4日(金) ニューメキシコアルバカーキ) アレン・イベントセンター大会
カテゴリー アメリカ西部



ホリー・ホルム(ジャクソンズ&ウィンクルジョンMMA
ニューメキシコアルバカーキ)出身 32歳 "ザ・プリーチャーズ・ドーター"
vs.
ジュリアナ・ヴェルネル・アギアー(シグマ・ジム)
ブラジル(サンタカタリーナ ジョインビレ)出身 32歳 "ジュリー・アギアー"
[LFC女子バンタム級チャンピオンシップ(空位決定戦) 135lb 5分5ラウンド ]
[勝者 ホリー・ホルム 5ラウンド TKO(ヘッドキック&パンチ連打) LFC女子バンタム級王座戴冠]
オーソドックスのアギアーがローキックで前進、サウスポーのホルムはバックステップで躱しつつ反撃する。互いにヒットを重ねるが手数でホルムが上回り、2Rにミドルを刺すとアギアーが後退。ミドル中心にハイキックも混ぜて蹴り技で押していくホルム。アギアーもローからロングフックでホルムの顔面を捉える。クリンチになるとホルムがパワーで勝り、投げからの強烈なパウンドでダメージを与えアギアーを消耗させていく。5Rにホルムが右フックからパンチのフェイントのハイキックをアギアーの首に完全ヒット。これで崩れたアギアーをパウンドアウトしたホルムが涙の戴冠劇を見せました。
試合後には対戦者として"サイボーグ"クリス・ジュスチーノの名前も上がりました。サイボーグはフェザー級の選手ですが、女子バンタム級に登場した新たなフィニッシャー、ホルムの次戦に期待したいですね。

ドナルド・サンチェズ(ジャクソンズ&ウィンクルジョンMMA
ニューメキシコアルバカーキ)出身 29歳 ""
現KOTCバンタム級チャンピオン(防衛3回)
vs.
フラビオ・アウヴァロ(レジェンダリー・チーム/ゴールド・チーム)
ブラジル出生テキサス(シュガーランド)出身 36歳 "ザ・レジェンダリー"
[フェザー級 145lb 5分3ラウンド ]
[勝者 フラビオ・アウヴァロ 3ラウンド 判定3-0]
ドナ・サンがパンチのコンビネーションでヒットを重ねるも、アウヴァロはリフトアップ・スラムで叩きつけて強引にトップを奪取。ポジショニングでしっかりとジェネラルシップを取ったアウヴァロが判定勝利。

ニック・アールソー(ジャクソンズ&ウィンクルジョンMMA
ニューメキシコアルバカーキ)出身 28歳 ""
vs.
レイ・ボーグ(フィットNHB)
ニューメキシコアルバカーキ)出身 20歳 "タズ・メキシカン・デビル"
[フライ級 125lb 5分3ラウンド ]
[勝者 レイ・ボーグ 2ラウンド サブミッション(リアネイキッドチョーク)]
ボーグが強引にテイクダウンし寝技のスクランブルを制し上を取ると、アールソーの仕掛けを潰して上から削り続ける。2Rはボーグがスイッチからのミドル連打&テイクダウン、ハーフポジションからマウント奪取し、肘打ちで動きを止めて一本で極めたボーグが圧勝。身体能力の爆発を見せたボーグが潜在能力の高さを見せました。

エイドリアン・クルーズジャッジメントMMA
ニューメキシコ(リオ・ランチョ)出身 31歳 "キラー"
vs.
エンリケ・ブリオーネス(ジャクソンズ&ウィンクルジョンMMA
メキシコ出生ニューメキシコアルバカーキ)出身 33歳 "ヘンリー・ブレ"
[バンタム級 135lb 5分3ラウンド ]
[引き分け 3ラウンド 判定1-1]
1Rはロングフックとパウンドで優勢を取ったクルーズ。ブリオーネスは2Rからスプロールでクルーズを潰し上を取りパウンド、スタンドでも距離をつめパンチをヒットさせる。3Rはブリオーネスがテイクダウンし、パウンド&肘打ちで優勢を取りました。判定は1-1でドローに。
2Rのブリオーネスの側頭部への鉄槌をレフェリーが後頭部への打撃とみなし減点?したためか2Rが不明瞭に(実際は問題なし)。しかしアクシデントにも集中力を切らさず逆転したブリオーネスの強さが光りました。

クリント・ロバーツ(ジャクソンズ&ウィンクルジョンMMA
ニューメキシコアルバカーキ)出身 29歳 ""
vs.
マーティン・サーノJr.(ニック・ディアズ・アカデミー)
カリフォルニア(ストックトン)出身 22歳 ""
[ウェルター級 170lb 5分3ラウンド ]
[勝者 マーティン・サーノJr. 2ラウンド サブミッション(リアネイキッドチョーク)]
アンダーフックから勢いよくテイクダウンしたロバーツが打撃戦でも優勢を取るも、2Rにガス欠で急失速。パンチを貰い自ら崩れ落ちた所をサーノが逃さず逆転の一本勝ち。ロバーツは1Rしかスタミナがもたなかった。

レニー・ロバート(ロバート・トータル・フィットネス)
ニューメキシコアルバカーキ)出身 29歳 "ザ・ゴッドファザー"
vs.
カマル・ウスマン(ブラックジリアンズ/ジャコ・ハイブリッド・センター)
フロリダ(デルレー・ビーチ)出身 26歳 "マーティ"
[キャッチウェイト 180lb 5分3ラウンド ]
[勝者 カマル・ウスマン 2ラウンド TKO]
クリンチからの細かいパンチとテイクダウンからのパウンドで削り続けたウスマン。2Rにパンチのラッシュで下がらせて、そのままパウンドアウト勝利。
ウスマンがパワー差を活かしたワンサイド勝利。

Jungle Fight 68 ~~
4月5日(土) ブラジル(サンパウロ) ド・パカエンブー体育館)大会
カテゴリー ブラジル


ラリッサ・パシェコブルドッグ・チーム/フォルミーガ・チーム)
ブラジル(パラー ベレン)出身 19歳 ""
現JFC女子バンタム級チャンピオン(防衛0回)
vs.
リジアーニ・シウヴェイラ(ドラゴン・ファイト/ノヴァ・ユニオン)
ブラジル(セアラー フォルタレーザ)出身 25歳 "ウガ・ウガ"
[JFC女子バンタム級チャンピオンシップ(防衛戦) 134lb 5分3ラウンド ]
[勝者 ラリッサ・パシェコ 3ラウンド サブミッション(トライアングルチョーク) JFC女子バンタム級王座防衛(1回目)]
パシェコはアンダーフックからテイクダウンを狙っていき、ウガ・ウガは堪えながら両拳を勢いよく振り回して攻める。連打を振るうウガ・ウガだが要所でパシェコが踏み込んでワン・ツーを打ちフラッシュダウンを取る。3R終盤にウガ・ウガがトップを取ってフルポスチャーからパウンドを打つが、ボトムからパシェコが三角締めでキャッチして極めきってタップアウト。
弱冠19歳の女王パシェコが、パワーで勝る挑戦者を技術差でスマートに切って落としました。

ジョナタン・ラモス(ヴェン・ヴェヴェル・ファイト)
ブラジル(エスピリトサント)出身 25歳 "ボンベイロ(消防士)"
vs.
ヘネ・ペソア(パワー・ロータス・チーム)
ブラジル(ペルナンブコ レシフェ)出身 24歳 "ソウダード(兵士)"
[ウェルター級 170lb 5分3ラウンド ]
[勝者 ヘネ・ソウダード 1ラウンド サブミッション(リアネイクド・チョーク)]
組み合いからボンベイロがスイープ、ヒールフックを狙うもヘネ・ソウが何度も回転して逃れる。ヘネ・ソウは一気にバックに取りつき裸締め、うつ伏せのボンベイロが崩れ落ちて一本勝ち。ヘネ・ソウが4連続1ラウンド一本勝ち。

ブルーノ・タヴァリスブロンクス・ゴールドチーム/クリス・ゴールドチーム)
ブラジル(サンパウロ グアルジャ)出身 25歳 "ベイルーチ"
vs.
ハファエル・アウヴィス(マラジョ・ブラザース・チーム)
ブラジル(パラー ベレン)出身 23歳 "ラファ・タイ"
[フェザー級 146lb 5分3ラウンド ]
[勝者 ブルーノ・ベイルーチ 3ラウンド サブミッション(アームバー)]
アウヴィスがパンチからテイクダウンを取り抑え込むが、ベイルーチも下から様々な関節技を組み立てて攻めさせない。3Rにベイルーチの下からの腕十字がついにアウヴィスを捉えタップアウト。

Road FC Korea 3 ~Korea Vs Brazil~
4月6日(日) 韓国(ソウル) グランドヒルトン・ソウル・コンベンションセンター大会
カテゴリー 東アジア


ゴ・ヨンソク(고용석)(SSABI MMA
韓国出身 37歳 ""
vs.
辻川凌平(ツジカワ・リョウヘイ)(CMAジャパン)
日本(和歌山県)出身 21歳 ""
現GLADIATORバンタム級チャンピオン(防衛1回)
[バンタム級 135lb 5分3ラウンド ]
[勝者 辻川凌平 1ラウンド サブミッション(アームバー)]
ゴがリーチ差を活かしてローキックで攻め、辻川はオーバーハンドフックでゴを下がらせる。辻川が体重をあびせてテイクダウンを取り、マウントからパウンドを落としていく。最後はサイドから腕十字を極めて快勝。
ボクシングテクニック・パワー・闘争力が鍛えられているRFCファイターに対して、負けない闘争力とグラップリングで勝機を掴んだ辻川が初の海外戦で見事な勝利。





大会名 ~副題~
月日() 国(地域) ○○大会
カテゴリー 


赤コーナー(所属)
出身 歳 ""
vs.
青コーナー(所属)
出身 歳 ""
[級 lb 5分○ラウンド ]
[勝者 ○ ラウンド ]