MMAの入場曲を徒然なるままに紹介していくコーナーです。
入場曲は選手の生き方や文化を語ってくれる大切な要素で、入場曲を調べる事も試合を観戦するうえでの楽しみの一つだったりします。
入場曲を紹介するのは知識不足も感じてしまって難しいのですが、曲や選手の勉強も兼ねて挑戦してみたいと思います。
最近はカントリーミュージックが個人的にキテいるので(笑)、まずはそこにスポットを当てたいと思います。
#1 ダン・ヘンダーソン
「Made in America(メイド・イン・アメリカ)」
「Made in America」はトビー・キースにより2011年にリリースされました。
アメリカへの強い愛国心を持っている父と母を謳った曲であり、王道のカントリーミュージックという感じです。
2017年にドナルド・トランプ大統領の就任式で披露された曲としても知られています。
ダンヘンはカリフォルニア州生まれの生粋のアメリカ人レスリング選手。
ダンヘンの血統はネイティブアメリカンやイングランド、スコットランド、フランスの血が複雑に混ざり合っており、こちらも王道のアメリカ人という感じの人ですね~。
ダンヘンが「Made in America」を入場曲にしたのはUFCに参戦してからで、アメリカ人の「王道」を表すこの曲はダンヘンの佇まいにピッタリだと思います。
そのぶんビスピンのホームに挑んだイギリス大会では大ブーイングでしたが(汗)
こういうステレオタイプの曲で説得力のあるカッコよさを魅せてしまえるダンヘンは、やっぱり特別な色気を持っているな~とも感じました。
ダンヘンは他にも「Lunatic Fringe」や「TNT(これはPride時代ですね)」などを入場曲として使用しており、どれもカッコいいですね~。
「Maid in America」は、そんな名曲ぞろいのダンヘンの入場曲の中でもお気に入りの一曲です!
「Maid in America」はアメリカ製品だけを使う強い愛国心の父の姿が歌われていますが、作者のキース自身は日本製ギターの愛用者だったりします。
歌詞の内容と作曲者の生き方が一致する必要はまったく無いと思いますが、あまりにも正反対なのでちょっと面白いな~と思った逸話でした(笑)