「FightLore」レスリング・デーモンズ マーク・シュルツの究極の勝利
YouTubeで全編が公開中です~!
UFCファイトパスのオリジナル番組「FightLore(ファイトロア)」。
「Lore(伝承、過去の経験から得る知恵)」と題した今シリーズは、UFCレジェンド達のエピソードを回想しながら、彼らの深層を探っていくというドキュメンタリー形式の番組です。
砂漠で帰らぬ人となった伝説のUFC王者「冒険家」エヴァン・タナー。
42歳にしてUFC王座に戴冠した生ける伝説、グロヴェル・テイシェイラ。
UFCリングアナウンサーとして現役で活躍するブルース・バッファー。
UFCルール部門を担当し、アメリカ各州のMMA解禁に貢献したマーク・ラトナー。
UFCでこれまで深掘りされることが少なかったレジェンド達に光を当てる番組になっていますね~。
そんな「FightLore」にて、マーク・シュルツ編が公開されました!
さらに、YouTubeでも同番組が無料公開中。これは是非観て欲しいですね~✨
『ロサンゼルス五輪(1984)』レスリング フリースタイル82kg級 🥇決勝戦
○マーク・シュルツ vs. 長島偉之×
13-0 テクニカルフォール(1P×5 2P×4)
金メダルを獲得した一戦。ガットレンチを4度も決めて完封勝ちしました!!
マーク・シュルツは1984年のロサンゼルス五輪にレスリング82kg級代表として出場。
決勝戦で長島偉之に勝利して優勝した五輪レスリング金メダリストです。
シュルツのMMAキャリアは少ないものの、『UFC』に初めて参戦した五輪金メダリストとして、今日も強い存在感を残しています。
『UFC』黎明期の金メダリストといえば、マーク・シュルツとケヴィン・ジャクソンの二人、といっても良いと感じますね~!
『UFC 9』 キャッチウェイト戦 12分×1ラウンド(延長戦3分)
×ゲイリー・グッドリッジ vs. マーク・シュルツ〇
1ラウンド終了 ドクターストップ(右目尻のカットによる)
シュルツのUFC試合も、UFC公式にてYouTube公開されています~!
シュルツの闘い方は、ヴァーリトゥードにアジャストした洗練されたものでした。
ヒクソン・グレイシーのように頭を後方に引き、前脚のローで距離を作るスタンス。
ハンドファイティングでグッドリッジの打撃を阻止して慎重に距離を詰め、ダブルレッグTDを何度も決めて寝技に持ち込みます。
寝技でもハーフガードからクロスフェイス(枕)で押さえ、ショートの裸拳パウンドでグッドリッジを削っていきます。
三度目のTD&ハーフから遂にパスに成功すると、最後はマウントから裸拳パウンドの絨毯爆撃を叩き込み、延長ラウンドに突入することなくTKOで勝利しました!
ヴァーリトゥード初参戦のシュルツが、なぜ完成度の高いスタイルで勝利することができたのか?
シュルツの闘い方にはレスリングのみならず柔術の心得も感じられ、マウントからパウンドに至るまでの動きにもグレイシー柔術のような洗練さが感じられました。
今回の「FightLore」で、シュルツがヒクソンと闘い柔術と出会った経緯が語られており…件の疑問に一定の答えを出せたような気がしています✨
『UFC』がヴァーリトゥードからMMAへと変わっていく激動の過渡期において、初めてオクタゴンに足を踏み入れた五輪金メダリスト、マーク・シュルツ。
その卓越したポテンシャルの高さに加えて、「レスリング×グレイシー柔術」というMMAスタイルの片鱗が見えており…もっとシュルツのMMAキャリアを観たかったな~と改めて感じました✨🥇✨
そんな「FightLore」マーク・シュルツ編。
YouTubeでは日本語字幕に変換もできますし、是非観てみて欲しいですね~✨
そして、もう一人のUFC黎明期における五輪金メダリスト戦士、ケヴィン・ジャクソン編もぜひ作って欲しいです~!(観たい!!)